奈良市で静脈認証の出入館管理が公務員に対して行われるそうだ。中抜けが未だに是正できないためだそうだ。この件に組合が「犯罪者みたいだ」と反発している。いやみたいではなく犯罪である。服務規程違反で税金の横領に当たるのではないか?組合の認識は大きく世間とズレている。公務員と言う地位さえ確保すれば、後はやりたい放題ではないか?基本的に労働組合が強い地域の共通事項に、この勤務中の「中抜け」がある。奈良市だけの問題ではない。同様に医療費の不正請求も面白いぐらい相関している。最早労働組合は「労働者を不当な扱いから守る」ことではなく「労働者の不正を如何に守るか」になっている。年金問題も旧社保険事務所では自治労が強く「電算化による中央集権の強化に断固反対!」の垂れ幕がなびいていた。また年金データが入力されて発生したエラーリストも箱から出された形跡さえなかった。まともなデータが出来るはずは無い、各事務所1万件前後のエラー件数だ、全国に260余箇所の事務所があった。これは私が多数の社会保険事務所で実際に目にしてきたことだ。
この不況で本当は労働組合の必要性が上がっているにも関わらず、未だに政治運動やこのような「税金の無駄使いの犯罪」に協力している。日教組北海道の横領しかし「竹島は韓国領」との決議を発表する。マスコミも「日教組北海道」ではなく「北教組」と「日教組の下部組織」であることを薄める報道をしている。日教組も現場の教諭が体罰なしに学校の秩序維持が困難であるならば、法律改正に動くべきだ。しからずんば学校に警察官の常駐を考慮すべきだ。「教育の場に警察権力なんて」など寝言をいっても現実には学校秩序が維持できてはいない。これこそ労働者のための労働組合ではないか。
現在の労働組合はその存在意義がなくなっている。しかし労働者の環境は不況でより悪化している。日本の周辺がキナくさくなり、領空や領海侵犯が増えてきている中で「オスプレイ配備反対」にエネルギーを使うなど、本当に日本を潰すきか?最早労働組合の存在など必要か?鼎の軽重が問われている。