今回の大会テーマは「いきいきと働く姿を求めて」
このテーマに心を打たれ、大会に向けて、大会事務局であるnpo法人くぬぎ 大上さんとメールや電話でやりとりをさせていただきました。
大上さんの思いとして、
「この大会を通じて自分たちの行いが本当にご本人にとって誠意あるサポートとなりえているのか、
対人援助という、人生に踏み込んだ責任のある仕事に携わりお金をもらうなかで、
就労や生活や、移行やB型や医療や・・・
そういったことではなくて、まずその人の「人生」をみて、
やれるだけのことをしてきたといえるかどうか・・・。
支援は終わっても、その人の人生は続いていく。
そう考えた時に大切なのは、「就職」ではなくて「いきいきと働く姿」なのではないか…」
これらのことが、メールながら「勢い」と「情熱」をもって伝わってきました。
なんだかもう、大会前からこういった仲間との出会いが楽しみになりました。
2012年11月24日(土)大会一日目
(1)行政報告 (厚労省社会・援護局 障害保健福祉部 障害福祉課 就労支援専門官 山科正寿さん)
(2)基調報告 (全国障害者就労支援ローカルネットワーク 一杉 光男会長※←下記、ご参照ください)
たくさんの報告の中で、やはり注目すべきは「障害者就労件数の増加」でした。特に精神障がい者の就労件数の伸びが著しいのです。
紙風船通所のみなさんにも、全国の仲間の存在を伝えたいと思います。
一杉さんのお話で印象的だったのは、
「働くということは、特別なことではなく当たり前の権利。人として社会に参加し、生きて行く上での当たり前の権利。」という言葉でした。
そうだそうだと思いつつ、
自己点検してみると…
私が病院で出会っていた時、精神的なご病気や障害を持たれる方は、皆さん不調さがあって受診に来られていました。
そのため、どうしても「無理をしない方が良い」という視点を持つことが多く…。
そう、当たり前の権利。
生きる権利、
働く権利、
なによりそれらを選択する自由と権利があるということを忘れてはいけない。
選択する権利を保障するには、
選択するための判断できうる情報や状況をととのえることが大切です。
それこそが寄り添う私達がおこなうこと。
「何人就職させたか、ではなく、就職した人をどう支援していくか、何をしていくのか。」
ひとことひとことが突き刺さります。
この後のパネルディスカッションに向けて、気合が入りました!
いずみまさこ
※一杉さんが沖縄で行っている就労サポートセンターミラソルは、紙風船を設立する上での全ての土台となった職業リハビリテーションの事業所です。スタッフは研修に行かせていただき、また現在でも、相談・助言いただいております。
詳しくは http://blogs.yahoo.co.jp/milasol1224 ←ミラソルのブログ「水と紙と粘土」をご覧ください。
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