知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

施設職員が精神的に病んでいくのは・・・?

2017年09月21日 | Weblog
施設職員に限らず、世間では、自身の仕事についていて、そのまま精神的に病んでいく方も多いですね。


ようやく、最近になって、世間から認められてきたため、問題化されてきましたが、以前は自身の問題として、解決出来なければ、そのまま転職、退職等になっていくパターンが多かったわけです。



施設職員以上に、精神的に病んでいる業界が、教育関係ですね。


ところが、こちらは公務員という前提があるため、一旦精神的に病んでも、病休という方法で(ある程度の給与をもらって)休めるわけですね。私の友人にも、そういう人がいました。数年間病休扱いで休んでいましたが・・・。(他の業種についていた、もう一人の友人が、その彼を前に、「公務員はずるいなあ」「一般なら、速攻退職か、首なのに・・・」と言っていました。まあ、その通りなんですが・・・)


私の元奥さんの職場・・・支援学校・・・でも、多くの精神的な病で休んでいる先生?が多いそうです。それは、当然、他の教職員に負担が生じます。未だに、よくその件でぼやいているのを聞きます。




さて、問題の施設職員の精神的な病ですが、前回の投稿でも、その原因は様々であることも書きました。(逆に言えば、精神的にある程度強くないと、こういう業界では生き残れないかもしれません。)

ただ、一番の問題は一番上の施設長なり、理事長なり、管理職が、その件を理解し、その対応をうまく図っているか・・・ということです。


おそらく、ほとんどの施設ではなんの対応も出来ていないと思います。




自意識過剰な方や、自己評価の高い人(職員)等は、なぜ自分がこんな扱いを受けるんだ!と自問自答になり、周りの職員とも、関係がギクシャクし、最後は恨み辛みを残して職場を去っていく・・・そんな状況に陥る場合も見られます。


現在は、精神的な病に陥った場合は、診断書という必殺技を使って、休むことが出来ます。(もちろん、事故や怪我、身体の病気等での休みは仕方ありません。)


それも、職場に大きな迷惑をかけて、平然と多くの給与をもらい、休んでいるわけです。



精神病に陥った人間の気持ちが分かっていない・・・とお叱りを受けるかもしれませんが、ホントに精神的に病んでいるなら、普段の行動はどうなんでしょうか?


休む間に、徐々に復帰に向けて回復出来ているのでしょうか・・・?(投薬も含めて)


自分なりに、精神的に強くなる努力はされているのでしょうか?




今回、職場でもそういう事象が生じました。詳しくは書けませんが、当事者が、職場に迷惑をかけている意識は、ほとんどありません。それ以上に、なぜ自分がこういう処遇になったのか?が理解出来ていない部分もあるようです。

変な話、私のようなパートの職員が、正職員(その休んでいる職員)以上の仕事を行い、結果給与は休んでいる職員の半分程度です。

そういう部分は、仕方ないと思いますが、(そういう契約で勤務を始めたので) 本当に病んでいるなら、復帰が無理と考え、自主退職していただくほうが、職場も今後について考える(新たな職員の確保等)余裕が出てきます。一応、規則的には、その病休状態(言わば、診断書が継続できる期間)のまま、1年以上は職員として存在出来るようですね。




以前にも、私の作業所の対応している方(利用者)は、三障害で、その中でも、精神障害の方は、今回の件でも冷静に観察されていて、「診断書なんて、簡単に書いてもらえますよ。ちょっと大声出したり、不安定なフリをしたらいいだけです」と言っておられたのが、意外でした。

もちろん、今回の職員がそういう方法で診断書を提出されたわけではないですが(誤解が生じますね)、事件が起きた段階で、自身の責任や業界に対する不適応さを感じておられれば、こういう事態にもならなかったと思いますが、自己評価が高いのか?私は悪くない・・・という主張ですね。


・・・だのに、なぜ私が処分なれなければならないのか・・・?私が正しい・・・と思っておられるようです。


また、頑張ってるのに・・・という意識が、精神的に病む結果になった・・・ということです。







最近は、各施設でも、職員の行動や言動についての見直しがなされています。過去に、厳しい言動や、明らかに暴力的な対応をしていた部分もあり、いい意味での正しい対応方法の確認ですね。

この流れは、いいと思いますが、利用者の言動は、すべてが正しい、利用者が職員よりも大切だ・・・という変な考え方が、少し蔓延しているのは、少々嫌な流れでもあります。



障害者の方は、出来るだけ世間で一般の方と一緒に生活出来る環境整備や、意識の変革が重要なのは、分かります。


世間で一緒に生きていくことは、当然社会のルールや、お互いを大切に考えるという、基本的な部分を理解する必要もあります。障害者だから、世間に迷惑をかけていいとは言えません。

一般の方が、障害者の状態を理解し、受け入れ、また障害者は世間で生きていくルールを学ぶ・・・こういう社会になっていくことが、大切ですね。




そういえば、私も過去の就業していた施設からの、厳しい仕打ち等を考えると、よく精神的に病まなかったなあ・・・と思います。

まあ、ある意味、精神的には強かったのかもしれませんね(笑)

一部の3年以内の若手職員(2名ほど)や、バカな管理職以外の、多くの他の職員からの信頼の言葉や、協力的な態度が、救いだったのかもしれません。私が死ぬまでには、私の退職に至る不当な過程を明らかにしたいものです。(んんん・・・まだ、こだわっているのかな・・・しつこいね・・・早く忘れたいです。)
コメント
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