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『機動戦士ガンダム ピューリッツアー』【ガンダムコミック新刊紹介】

2022-08-26 00:00:00 | 日記

まだまだ暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今月はガンダムエースから、コチラのコミックが発売されました。

機動戦士ガンダム ピューリッツァー ーアムロ・レイは極光の彼方へー・1巻

私は、本作は「コミックが発売されたら読もう」と思ってたので、連載では読んでませんでした。

そんな訳で早速コミックを購入、先程読了しました。

(1巻時点の)作品の概略を一言で言うと、

「ジャーナリストを目指すキッカが、世間の評価である「撃墜王・アムロ」ではなく『等身大のアムロ」を探す旅の物語」

といった印象です。

(現時点では「アクシズショックの原因究明」や「アムロの生死を探求」する話ではありませんでした。)

「脳内小学生」の私の場合、本作のように「モビルスーツ戦が無い」だけでテンションが上がらないんですが、不思議と楽しく読めました。

本作は「ガンダムエースのコミック」であり、どうしても比較してしまうのが「カイレポ」「カイメモ」。

カイレポ

カイメモ

同じようにジャーナリストの立ち位置から物語が展開し、あまりモビルスーツ・アクションのない作品ですが、名作です。

大きな括りでは(現時点で)同じジャンルのように感じますが、「作品のテイスト」が違うのでまったく違う印象を受けます。

カイレポ」「カイメモ」は「切れ味良いナイフで、想像力豊かに深掘りした苦みを伴うテイストだけど、最後に「ニヤリ」としてしまう作品」。

ピューリッツァー】は(今のところ)「優しく豊かな染み入るようなテイストで、キャラクターの心情を丁寧に描く事で読者が寄り添える作品」。

こんな違いを感じます。

ピューリッツァー】は作画が「機動戦士ガンダム GROUND ZERO コロニーの落ちた地で」の才谷ウメタロウ先生。繊細なタッチで親しみやすい絵柄なので、作品にもマッチしてますね。

本作の物語の終着点は「アムロに関わった様々な人たちを通して『アムロってホントはこんな奴だったな』と浮き彫りにする」事でしょうが、その過程を「アムロの関わったガンダムを別視点で振り返り楽しむ」作品といえます。結論というより過程を楽しむコミックといったところでしょうか。

 

まとめると、以下の方にお薦めです。

①「機動戦士ガンダム」や、その後のアムロの活躍を知っている方。

②アムロと絡んだキャラクターが、当時どんな心境でいて、アムロにどんな印象を持っていたか・・・を知りたい方。

③「機動戦士ガンダム」以降のアムロが絡む作品を、別視点で楽しみたい方。

 

「ホワイトベースのクルー好きの方」「アムロ好きの方」、如何ですか?

 

【予告】

週一回の更新でしたが、今回は他にもお伝えしたい情報があるので、2~3日以内に別記事をお届けするかもしれません。宜しくお願いします。