プレミアムバンダイから、映画「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」に登場した「HG 1/144 ジム(モロッコ戦線仕様)」が発売されました。
今回の「モロッコ戦線仕様」は「スレッガー搭乗機とほぼ色替え」という印象を受けます。
今回は、このあたりを比較してみます。
1.成形色
大きく目を引くのは「カラー=成形色」の違いでしょう。
全塗装されるモデラーの方には関係無いところですが、無塗装派や塗装は面倒な方には大きな違いと言えます。
かく言う私も「必要なら塗装はするけど、面倒」な人間なんで、大きな違いと感じます。
2.武装
「モロッコ戦線仕様(左)」には「スレッガー搭乗機(中)」には無い「ショルダーキャノン」があります。
ただ、この武装は「HG 1/144 ガンダム(ORIGIN版)(右)」の前期型に同じものが付属します。
「ガンダム(ORIGIN版)」は「前期型」と「中期型」のコンパチモデルですから、「中期型」を作って余った「前期型のショルダーキャノン」を付けちゃっても間に合いそうですね。
「ガンダム(ORIGIN版)」はプレミアムバンダイで、映画「ククルス・ドアンの島」カラーとして現在(2023.3.20)受注中ですよ。
3.肩
「モロッコ戦線仕様(右上)」も「スレッガー搭乗機(左上)」も肩は小ぶりな六角形ですが、「スレッガー搭乗機」にはフックが付きます。
ただ、このフックも「HGガンダム(ORIGIN版)(左下)」にも似たようなパーツがありましたが、フック無しのカバーはズバリ「ORIGIN系ジム(右下)」にパーツがあり、同キットのオリジナルパーツではありません。
「ORIGIN系ジム」の肩カバーのジャンクパーツがあれば、補えますね。
4.頭部
バイザー上部、帽子の唾のようなガードのデザインが違います。
「モロッコ戦線仕様」は「スレッガー搭乗機」に比べシンプルです。
「スレッガー搭乗機」のガードを削れば「モロッコ戦線仕様」のようになりそうですが、多少の技術が必要な部分。
「モロッコ戦線仕様」のオリジナルパーツとして本商品の価値の1つですね。
5.コクピット部
腹部・コクピット部も「スレッガー搭乗機」と相違する「モロッコ戦線仕様」オリジナルパーツの一つ。
写真では判別難しいですが、段差有無以外に全体のボリューム感も違いそうです。
自作するなら、そのあたりを調整した上で全体を覆うプレートをプラ板で自作する必要がありそう。
6.まとめ
「スレッガー搭乗機」から「モロッコ戦線仕様」を作るなら以下が必要そうですね。
①成形色・・・塗装する。
②武装・・・「HGガンダム(ORIGIN版)」から「ショルダーキャノン」を流用。
③肩・・・「ORIGIN系ジム」のジャンクパーツから、肩カバー・パーツを流用。
④頭部・・・「モロッコ戦線仕様」に合わせガードをカット。
⑤コクピット部・・・「モロッコ戦線仕様」に合わせ形状を加工。
・・・改造も比較的簡単なものが多そうですが、予算が付いて手間考えたら「モロッコ戦線仕様」を買った方が楽ですね。
7.今後の展望
映画「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」には、いくつかのジムが登場します。
「スレッガー搭乗機」は既に発売されてますから、今回で2種目となります。
・・・実は「一般機」が発売されてないんですよね。
というのも、上の公式HP写真にもある「ミサイルポット装備」を、「モロッコ戦線仕様」では再現できないんですよね。
「ミサイルポット」は既発の「ORIGIN系」キットには無いオリジナルパーツ。
今回の「モロッコ戦線仕様」の売上が良ければ、「一般機」も発売するかもしれません。
是非「ミサイルポット装備仕様」として、一般機カラーのジムを発売して欲しいですね。
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