木洩れ日通信

政治・社会・文学等への自分の想いを綴る日記です。

消費税は税法の邪道

2019年10月02日 | Weblog

10月1日より消費税10パーセントでテレビは大騒ぎ。
私ははなから全く興味がありません。高齢者になるとそんなに物を買う必要がなくなる。最近気が付いたのですが世の人達の物欲、食欲などは私のレベルをはるかに超えています。皆さん食い意地は張ってるし、そんなに年取って服はいらないでしょう。
医療費と介護費用は増えていくと思いますが・・・。
今話題の郵便局のかんぽ生命。亡夫の残した預金の関係で勧誘員が勧めて来る保険は継続していますがもう考えるのが面倒くさい。ただ子供もいないのでなるべく残さないようにしてとお願いしています。
エコノミストの浜矩子氏は「消費税は消費税じゃない」と言っています。
消費税と言う名称は日本固有のもので消費税を行っている他の国々では「付加価値税」あるいは「物品・サービス税」という言い方をしている。
日本の財務省と自民党政府がこの名称を使うのは「消費税と言う言い方をするといかにも消費と言う行為そのものが課税対象である感じになる」その効果をねらっているのだ。ちょうど戦時中軍部や新聞が敗走を転進と言い換えて国民の目をごまかしたのによく似ている。昔から役人はこうしたごまかしに長けているものだ。
日本の消費税の課税対象者であり納税義務者は消費者にモノやサービスを提供する小売店などの事業者側なのである。
諸般の事情で消費税分を消費者に転嫁できない場合でも事業者は消費税を納めなければならない。
中小事業者が消費税を払えなくて苦しむ一方、輸出企業は還付金という形で消費税分が返って来るから輸出大企業ほど「消費税大歓迎」なのである。
日本の事業者が皆輸出企業になるわけにはいかない。消費の大部分は国内なのである。国内企業を疲弊させる「消費税」はまさに悪魔の税法なのだ。
利益を上げて所得が増えた層から正しく税金を払ってもらってそれを全体に回すそれこそが社会の在り方の王道である。

コメント
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