本格的な冬の季節に入ったが、長野市南部は根雪になるような積雪はまだない。
だから普通の運動靴で散歩ができる。毎日ではないが結果2時間近く歩いている。
温暖化が進んでいることを実感する毎日だ。
歩いているといろんなものが見えて来る。車や自転車では見落としてしまう物も見える。
私は最近古代史に興味を持っているので山沿いのリンゴ畑を歩いていて岡のように盛り上がっているところをみると「古墳か!」と思ってしまう。
今は平野に住宅が建っているのが当たり前の風景になっているが、かつては山麓が人の住む場所だった。そしてしばらく坂道を上がっているとまた平らな地形になっていて中々地形というものも複雑な構造になっていることがわかる。
山麓の住まいも今は新しい構造の家に建て替わっている。広さにも寄るのだろうがこのような住宅メーカーの作る家はどれぐらいの費用で建てられるのか?一千万はかからないような気がする。
そんな山麓の集落にはところどころに誰も住まなくなった廃屋がある。解体するにも費用がかかるし、更地にしても後使う人がいない。
廃屋の農家の造りを見ると低いながらも2階建てになっていて養蚕がかつての農家を支える産業だったことが知れる。そんな桑畑は今やリンゴを中心とした果樹園にかわっているのだが、こちらも担い手不足のようだ。
里山が荒れると野生の獣の天下になる。軽トラックが通れる程度の舗装された道路を歩いているのでイノシシとかに遭遇することはまだないのだが・・・。
70代の前半なのでまだ歩ける。歩ける間に散歩を楽しもうと思う。