ニーチェの『ツゥラストラはこう言った』(岩波文庫)を読了。
一気に読んだわけではないのでイマイチ意味がつかめなかった。もう一度読まなくてはだめだと思うけど私にはもう時間がない。
そして今はイギリスの女性作家ジェーン・オースチンの『高慢と偏見』を読み始めた。こちらは小説ということもあって非常にわかりやすい。1700年代から1800年代、イギリスはヴィクトリア女王の時代かな?女性の生き方は限られていた。下層階級の場合、農民は農業でしかも小作として働く。農民の娘だが美しく魅力的な娘テスの悲劇を描いたトマス・ハーディーの『テス』は日本でも非常によく読まれ、ロマン・ポランスキー監督で映画化もされていてこれも見たし、小説も読んだ。
農民ではない女性はどうしたか、貴族の邸の下働き、少し学問を身に着けていると主人の子供達の家庭教師兼小間使い。有名なブロンテ姉妹がこれですね。
そしてこの高慢と偏見の家庭は中流貴族?親は何とかして金持の男に娘を嫁がせようと躍起になるが、はたしてその首尾は?
こちらも映画化されているけど内容がやや地味なのでヒットまではしなかったかな?映画も見てます。
土偶は余技ではない
長野県立歴史館は開館25周年の記念企画展として「縄文時代の土器・土偶」の展示をしていて解説を聞いた。
土偶、粘土で作った人形はそれほど大きいものではないのでこれは土器づくりの際に余った粘土で作ったのが始まりかと思ったら、そうではなく初めから神にささげる偶像として丁寧に作られたものだという。
縄文人の心のありようを探ってみたいと感じた。