日本が緒戦で、あまりにもひどい試合内容だったのでかなりへこみましたが、それはともかく、今回のワールドカップのぼくの愉しみとして、ブラジルがどれだけ美しいサッカーをするかというのと、あとはフィーゴとネドヴェドがどのくらいみせてくれるか、ってのがあったわけで、だからポルトガルやチェコの試合は結構満足してます。
ポルトガルはデコが欠場していたせいか、チームとしてみた場合、ちょっとあまりいい試合とはいえなかったけれども、若林豪じゃなかった、フィーゴはよかった。なんだろ、あの落ち着きは。
先取点のときは、なぜか身体能力的にはるかに高そうな相手の黒人選手を追い抜くし、ボールを取られたかなって時でも簡単に取り戻すし、サイドから相手のゴール前にあげる時も、普通は敵のディフェンダーをかわすのにいろいろやってやっとあげるんだけど、一度横にずらしただけであっさりいい球が行ってしまう。
33歳ってあんなに落ち着いているもんかね。
デコが戻ってくれば、ポルトガルもいいとこ行くのではないだろうか。
一方、ネドヴェドもこれまた33歳。(ジダンも同じ歳だけど)
緒戦は余裕の勝利だったなあ。アメリカだってそんなに弱くはないだろうと思うが。
こちらはチームとして完璧に機能していて、ネドヴェドが大活躍する必要がなかったようだ。
ユニフォームが白いから「衣ほすちょう 天の香具山」ばりに目立つせいもあるんだけど、チーム全体がボールの位置にあわせてそれぞれが一定の距離を保ちながら動いていましたね。
常に中盤はある程度コンパクトにして、自分達のサッカーが出来るようにしていた。
相手のゴール前でも各選手が何をすべきか分かっている。(ここが日本と違うところなんだよなあ)
こりゃあ絶賛されるわけだよ。
それとは別に、いつもそうだが、チェコにネドヴェドがいる場合、相手チームはネドヴェドを潰しに来る。
EURO2004の対オランダ戦では、最初からオランダのディフェンダーが潰しに来ていて、というよりもほとんど壊しに来ていて、かなり苦労していたようだけど、オランダは先に2点取って守勢に回ったために、ピッチはまるっきりネドヴェドの天下になってしまったのだ。
ネドヴェドがボールを持つと必ずフィニッシュまで行くので、イエロー覚悟で止めに行って、二枚くらった退場者が出てしまい、チェコが大逆転。
また、あんな気持ちのよい試合を見たいものだ。
緒戦は余裕だったけど、チェコは怪我やらイエローやらで主力が安定して出場できるかどうかわからないので、ネドヴェド大活躍の試合もみられるのではないかと期待する昨今です。わら
| Trackback ( 0 )
|