アーバンのときには、ずいぶんと取り上げた大量保有報告書ですが、パリバが提出が1日遅れたりやたらと訂正出したりしたのでずいぶんいらいらしたものです。
(だからって別においらが困ったわけじゃないけど)
しかし、今思えばアーバンの場合はずいぶんまともだったと。
アーバンに関わっていたのはGS様にBNPパリバ、モルスタにドイツ銀行と、外資の超大口だったわけで、さすがにね、そういうところが金融庁に提出する書類でそうそういい加減なことは出来ないわけですが、今回、セイクレストの株主などであっちこっち見てみると、かなりいい加減な世界が見えてきます。
いろんな会社の増資を引き受けるところで「~投資事業組合」というのがずいぶんあるんですが、EDINETで、「投資事業組合」と打ち込んで検索すると、少ししか出てこないんですね。
ところが、あちこちの会社の有価証券報告書などには、5%以上の大株主として、そういう名前がかなり出てきます。
つまりですね、報告書を出していないと。
セイクレストに関しては、「ove第2号投資事業組合」なるものが、増資を引き受けたわけですね。
でも、そこは報告書を出してませんね。
出てきたのは個人名。でも、全然足りてない。
投資事業組合というのは、まあ、何人かの個人(あるいはいくつかの団体)が集まっているんでしょうけど、これでは全然実態が把握できないですね。
何のための大量保有報告書なのよ、ってことになるわけですが。
oveは組合員に譲渡したという言い方をしているようですから、一旦、oveが保有していたのは明らかなわけです。
んで、今回ゼクスの増資を引き受けた人たちの現物出資分は、それぞれセイクレスト株40000株ずつなわけで、これはセイクレストの発行済み株式総数の5%を超えてます。
でも、田中玉子さん以外の3人(石坂さん、小嶋さん、斎須さん)は誰も報告書だしてませんね。
せっかくトヨタの副社長までやったような人が何をやってるんだか。
あれですね、投資事業組合の場合は、共同保有という形で提出すればいいんですよ。
あとから組合員の一人が手放したとかの報告でいろいろと面倒なら、最初からゲットした分や譲渡した分をちゃんと出すべきですね。
なんで出さないのかな。名前を出すと都合が悪いとかあるんだろうか。へへへ
あとね、社長の担保株。
たいていは売られて保有が1%以上減少してから出すわけです。
本来、【当該株券等に関する担保契約等重要な契約】という項目があるわけですから、担保に入れた段階で出すのがスジですが、罰則がないんですね。
それでも、最近は売られる前に出すところも出てきてますが。プロパストとかリサとか。
セイクレストはひどいですけどね。
売られたあとしばらく経ってから出してきました。
決算期末の時期ですから、もう、誤魔化しがきかなくなったんでしょうね。
原状回復を求めているとか言ってますが、お金返さなきゃ意味ないわけで。
今日は小ネタを連発しようかと思っております。
トラコミュ 株ってどうなの!?
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