また別の安全ズの方がいらっしゃいまして
知人の先生に
公的情報が信じられないなら、それでもいいですが、それ以上のものはないので他のものも全部疑わねばならなくなりますよ。
大本営発表が一番信頼できるという安全ズのありがたいお話です。
何かよくわかりませんが、政府を擁護するとお仕事が増えたりするのでしょうかね。
この手の人ってなぜかその公式資料の精度については気にしないんですね。
これですからね。
真逆のバカ
真逆です 検疫で感染を抑えられたということです
どうやら英語が読めないようですが、何の話かと言うと、このバカツイに引用されているほうのツイは、上昌広と言う人がオックスフォードアカデミーってところのこちらのクルーズ船に関する記事について、
Travel Medicine
クルーズ船を検疫したせいで、患者を増やしてしまったという推計です。
に対してつけたQTですね。
上昌広という人は最期の結論をおおざっぱに言っただけで、別に間違ってはいません。というか結論としてはその通りです。
真逆のはずがないんですが安全ズには都合が悪いのでしょう。
別に長い記事でもないので、そんなに訳には困らないと思うのですが、
4つのパラメーターに分かれていて、
1月21日から2月19日までの間に介入がなければ、3700人のうち2920人(79%)が感染したと推定される。
しかしながら、アウトブレイクの早い段階ですべての乗客と乗組員を避難させることで、より多くの乗客と乗組員の感染を防ぐことができた。
背景、方法、結果、結論
となっています。
結果のところは
「1月21日から2月19日までの間に介入がなければ、3700人のうち2920人(79%)が感染したと推定される。」と書いてあって、
最期の結論には
「しかしながら、アウトブレイクの早い段階ですべての乗客と乗組員を避難させることで、より多くの乗客と乗組員の感染を防ぐことができた。」
結果のほうですけど、1月21日から2月19日までの間に介入がないというのは、船にみんなをただ置き去りにするということです。
この船は横浜が母港ですからね。
それが2月3日に入港した。感染者がいたのでとりあえず下船させなかった。
2月5日から2月19日まで日本政府が検疫を行ったと。(本当は神奈川県がやったとか知事が言ってますが)
1月21日から2月19日までの間に介入がない場合と比べると検疫は効果があったと言っているんですね。
それはあり得ないですからね。
2月3日に接岸して、あり得る選択は、
1、感染者は入院、他はただ下船させる。横浜駅ぐ来まで送ってあとは公共の交通機関で帰す(笑)
2、感染者は入院、下船して他は検査後、陽性ではないことが確認できてから解放。横浜駅ぐ来まで送ってあとは公共の交通機関で帰す(笑)
3、まとめて船の中で2週間検疫。
4、全員下船させて2週間隔離。開放前に検査を行う。
1はクルクルパーで、
2もほぼ似たようなもの。(1より少しまし)
3は日本政府が取った措置で、ちゃんと出来ればいいけどまったくできなかったと。想像を絶するひどさだったと。
4が最善だし、普通は4でしょ。下船後の感染はほぼ防げる。
上の記事の結果にある2月19日まで何もしないで船に乗せておくというのは絶対にあり得ないわけで、それと比べて効果があったというのは効果があったとは言わないです。
まあ、とにかく日本がアホでしたとしか言いようがない。
他に、検疫がもしかしたら効果があった可能性があるという論文もあるようですが、それの前提が政府発表の発症者197人ですからね。
前に書いたと思いますが、感染者が700人いるのに、発症者が197人というのもまたあり得ないんですが、これは発症日が確定している人のだけをカウントしたもので、まったく出鱈目。
19日に近付くにつれて発症者がどんどん減っていったから効果があったのではないか、という一応そこだけ見たらそう見えるものでしかないんですが、まあ要するにあり得なくてもそういうものの見方の一つを提示するたぐいではないですかね。
だいたい普通は感染者が多くて発症者が少ないなら、発症前の人が大量にいるということになって、つまり最近感染した人たちだらけでないとお開始わけですから。
それは完全な大失敗ですよね。
さてそこで公式資料を見てみましょう。
日本の公式資料。
厚労省の新型コロナウイルス感染症について
国内の状況について
昨日の12時から今日の12時までで71件の検査。
これ日本全体の話ですよ。
おそらく正確には把握していないとは思いますが。
あと、国内のは、ここと
国内での累計感染者数
ここを見ています。
国内感染の状況
そしてここ。
けんもねずみさん
各都道府県が発表する検査数を独自にまとめている人ですね。
検査数を公表していない県もあります。
時々しか公表していない県もあります。
検査数はかなりテキトー。
とにかく日本の雑さがすごい。
ところで、北海道の日々の感染者数が急に減ってますが、ちょっと調べてみました。
北海道では、例のうわさがありましたが、それから急に感染者が増えなくなって、ここ4日間で計13人しか新たな感染者が出ていないんです。
そこで札幌市衛生研究所を調べました。
札幌市衛生研究所
新型コロナウイルス感染症の市内発生状況
検査数と感染者が出ています。
北海道全体の感染者は、
27日は10人、28日は12人だったのが、
29日以降、4人、2人、5人、2人。
札幌市のみだとこの6日間の推移は、
2,3,3,0,1,2
基本的に検査数はそもそも多くなくて(毎日10人台)ずっとコンスタントに陽性が出ています。
もともと、政府の基準でやってるんですよね。
そして、札幌以外の数。北海道衛生研究所のほう。
8、9、1,2、4.0
明らかに下がってます。
検査数自体は、割とやってます。
これはどういうことですかね。
どういう風に検査したかを知りたいところですが、わからない。
クラスタを見つけたあと、そこからどうしたのか、わからない。
「専門家」はわからなくていいと思っているようですから、この辺に関して特に不満もないんですかね。
そのあたりはほんとうに理解できませんが。
いつものこいつをリンクしつつ、
マクギーの母校
Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
WHOは収まりつつあるといわれる中国のあとに懸念される国として、韓国、イタリア、イラン、日本をあげています。
5000人台と2000人台が二つにたいして日本は200人台。
桁が完全に違うのに一緒の扱い。
当然、日本が検査をやっていないからですよね。
把握できていない。
普通に考えれば感染者が多いよりも感染者の状況がわからないほうが危険だと思いますよね。
イランに死者が多いのは、経済制裁で医薬品が不足していることがげにんではないかといわれていて、この点はアメリカも考慮しているようです。
日本だけですよ。ほぼあらゆる点で無能な政府の対応を「専門家」がほぼ容認しているというディストピアは。
MINAMATA という映画がやや話題ですが、これほんとうはもっと話題になっていいですよね。
愛国者様が妄想する「日本」には都合が悪いからでしょうかね。
10の手口
からの連ツイより
「MINAMATA」を撮ったアイリーン・美緒子・スミスさんが9年前に発信した【10の手口】から
1、誰も責任を取らない/縦割り組織を利用する
2、被害者や世論を混乱させ、「賛否両論」に持ち込む
3、被害者同士を対立させる
4、データを取らない/証拠を残さない
5、ひたすら時間稼ぎをする
6、被害を過小評価するような調査をする
7、被害者を疲弊させ、あきらめさせる
8、認定制度を作り、被害者数を絞り込む
9、海外に情報を発信しない
10、御用学者を呼び、国際会議を開く
まるっきり本当に日本政府と安全ズのやり方そのものです。
しかしながら、国内では通じたとしても海外にはまったく通じませんよ。
今まで通りカネでもばらまくんですかね。
国民の税金を湯水のごとく外国に。
普通、それなら国内の医療を充実させるために使ったほうがいいと思いますけどね。
今日の33番。
Mozart - symphony No.33
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