個人的評価: ■■■■□□
[6段階評価 最高:■■■■■■(めったに出さない)、最悪:■□□□□□(わりとよく出す)]
とても面白かった。
色んな意味で
なんでも2008年の間違いだらけ映画の第2位が本作だったそうだ(シネマトゥディ2009年1月6日の記事より、ちなみに1位は「インディ クリスカ」)。44カ所の間違いがあったとのこと。しかし・・・そんなもんどーでもいいだろ
エンディングで熱唱するばーさん三人(うち一人は歴代最多アカデミーノミネート記録を持つ女優)が「もう一曲聴きたいのかーい!! イエー!!!」みたいなことを叫んで、「あんたらはいいから娘ソフィ役の超キュートなアマンダ・セイフライドちゃんのステージを見せてくれ!!!!」と悲痛な叫びを上げる私を無視して二曲目を唄いだすのを観ていると、44カ所の細かい間違いなどどうでもよく、もっと根本的な何かを間違っているのではないかと思えてしまうのだった。
本作で見事ラジー賞ノミネートを果たしたピアース・ブロスナンはさすがの芸達者ぶりで、モーレツにヘタクソな歌を披露する。
父親候補3人の中、見た目で選べば絶対ピアースだろうな・・・という想いが通じてメリル・ストリーブは見事に顔で選んだハッピーエンド。ピアースの「君だけを愛しているんだ」的台詞は多分世界中の女に言ってそうだな・・・と思いつつ、「歴代ボンドガールで一番好きなのはジュディ・デンチだよ」と語っただけあってピアースは本作でも見事な熟女キラーぶりを見せつけるのであった。
どうでもよさげなショットにも金だっぷりかけて、ぶっちゃけなくてもいい場面転換ショットは空撮でかっこよく、画面のどこを切ってもいちいちかっこいい。これがアメリカ映画だ。(日本映画のクドカン脚本作品あたりの安くて暗いミュージカルシーンなど問題にならぬ)
そしてメリル・ストリープは歌い踊り跳ね回る。1949年生まれということは60歳。こんなにはっちゃけ可能な大女優がいていいのだろうか。さっきも書いたが、歴代最多アカデミー賞ノミネート記録を持つ大女優である。我がジャパンにも日本アカデミーを四度受賞したメリルと同世代のヨシナなんとかという女優がいるが、とてもメリルみたいに歌って踊れそうもなく、いつも同じような芝居ばかりしているではないか。
60歳のスタローンがジャングル走り回りリングでどつき合いしていたのを観たのと同じように、本作の歌って踊れるばーさんを観て足腰の重要性を再認識したのであった。
そしてただ歌って踊るだけではなく、歌の途中の間奏部分で娘と会話して万感の想いがこみあげて涙ぐんでまた続きを歌う・・・のをワンカットで軽くやってしまう凄さにビビらされてしまうのだった。
そんなわけではっちゃけばーさんが若い娘とイケメンを差し置いて最前面に踊りだす傲慢パワーに圧倒されて「ああ面白かった」と普通の感想が出る映画。笑い満載(3割ほど苦笑)、歌いっぱい(7割ほどばーさん熱唱)の楽しい2時間を約束しよう。
文句というほどではないが、コリン・ファースがゲイであるエピソードがあまりにとって付けた感が漂う。
彼とターニャ(クリスティーン・バランスキー)をくっつけて誰が文句を言うのだろう。それが一番収まりよかったと思うのだけど。
********
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自主映画撮ってます。松本自主映画製作工房 スタジオゆんふぁのHP
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とても面白かった。
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なんでも2008年の間違いだらけ映画の第2位が本作だったそうだ(シネマトゥディ2009年1月6日の記事より、ちなみに1位は「インディ クリスカ」)。44カ所の間違いがあったとのこと。しかし・・・そんなもんどーでもいいだろ
エンディングで熱唱するばーさん三人(うち一人は歴代最多アカデミーノミネート記録を持つ女優)が「もう一曲聴きたいのかーい!! イエー!!!」みたいなことを叫んで、「あんたらはいいから娘ソフィ役の超キュートなアマンダ・セイフライドちゃんのステージを見せてくれ!!!!」と悲痛な叫びを上げる私を無視して二曲目を唄いだすのを観ていると、44カ所の細かい間違いなどどうでもよく、もっと根本的な何かを間違っているのではないかと思えてしまうのだった。
本作で見事ラジー賞ノミネートを果たしたピアース・ブロスナンはさすがの芸達者ぶりで、モーレツにヘタクソな歌を披露する。
父親候補3人の中、見た目で選べば絶対ピアースだろうな・・・という想いが通じてメリル・ストリーブは見事に顔で選んだハッピーエンド。ピアースの「君だけを愛しているんだ」的台詞は多分世界中の女に言ってそうだな・・・と思いつつ、「歴代ボンドガールで一番好きなのはジュディ・デンチだよ」と語っただけあってピアースは本作でも見事な熟女キラーぶりを見せつけるのであった。
どうでもよさげなショットにも金だっぷりかけて、ぶっちゃけなくてもいい場面転換ショットは空撮でかっこよく、画面のどこを切ってもいちいちかっこいい。これがアメリカ映画だ。(日本映画のクドカン脚本作品あたりの安くて暗いミュージカルシーンなど問題にならぬ)
そしてメリル・ストリープは歌い踊り跳ね回る。1949年生まれということは60歳。こんなにはっちゃけ可能な大女優がいていいのだろうか。さっきも書いたが、歴代最多アカデミー賞ノミネート記録を持つ大女優である。我がジャパンにも日本アカデミーを四度受賞したメリルと同世代のヨシナなんとかという女優がいるが、とてもメリルみたいに歌って踊れそうもなく、いつも同じような芝居ばかりしているではないか。
60歳のスタローンがジャングル走り回りリングでどつき合いしていたのを観たのと同じように、本作の歌って踊れるばーさんを観て足腰の重要性を再認識したのであった。
そしてただ歌って踊るだけではなく、歌の途中の間奏部分で娘と会話して万感の想いがこみあげて涙ぐんでまた続きを歌う・・・のをワンカットで軽くやってしまう凄さにビビらされてしまうのだった。
そんなわけではっちゃけばーさんが若い娘とイケメンを差し置いて最前面に踊りだす傲慢パワーに圧倒されて「ああ面白かった」と普通の感想が出る映画。笑い満載(3割ほど苦笑)、歌いっぱい(7割ほどばーさん熱唱)の楽しい2時間を約束しよう。
文句というほどではないが、コリン・ファースがゲイであるエピソードがあまりにとって付けた感が漂う。
彼とターニャ(クリスティーン・バランスキー)をくっつけて誰が文句を言うのだろう。それが一番収まりよかったと思うのだけど。
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