自主映画制作工房Stud!o Yunfat 改め ALIQOUI film 映評のページ

映画作りの糧とすべく劇場鑑賞作品中心にネタバレ徹底分析
映画ブロガーら有志23名による「10年代映画ベストテン」発表!

ヘルプ 心がつなぐストーリー [監督:テイト・テイラー]

2012-12-28 06:19:50 | 映評 2011~2012
個人的評価: ■■■■□□
[6段階評価 最高:■■■■■■、最悪:■□□□□□]

---twitterに投稿した自分の感想まとめ---
ラストいいねえ。まっすぐに歩くエイビリーンをクレーンからの俯瞰ショットでとらえるショット。彼女の未来には色々困難は待ち構えているのだろうけど一人の人間として誇りをもって生きていくのだろう。そんなことを感じさせる。

今派遣でで働いている会社は、気がつけば私がどの正社員よりも一番長くいる。でも派遣先がもういいやといえばそれまで。「ヘルブ」のメイドさんたちと重ね合わせて考える。会社に派遣専用トイレとかあったらそりゃ嫌だわな。

ブライス・ダラス・ハワードがいい。「ヒアアフター」のマットデイモンの超能力にビビって彼と距離を置く女。「50/50」の才能無さげな画家。ダメ女役が板についてきた。「ヘルプ」の良い所ゼロでみんなに憎まれウンコ食って笑い者になる役の抜群の安定感。流石

一対一で向き合えば身分も人種もなく、同じ人間であることを、ほとんどの人は感じている。でも一握りの影響力のある人間の主張が思想になって、間違いに気づきながらも逆らえない。クビにされるメイドが一番の悲劇だがクビにする人たちの心の痛みも伝わってくる

ほぼ女だけの映画。差別する女される女無くそうとする女。雇う女雇われる女クビにする女。良い女嫌な女。Oスペンサー演じる気丈なメイドが亭主のDVを受けていることが示唆されるが映像にはしない。全部男が悪いのよってならないようにして社会問題の本質に迫る

********
ブロガーによる00年代(2000~2009)の映画ベストテン
↑この度、「ブロガーによる00年代(2000~2009)の映画ベストテン」を選出しました。映画好きブロガーを中心とした37名による選出になります。どうぞ00年代の名作・傑作・人気作・問題作の数々を振り返っていってください
この企画が講談社のセオリームックシリーズ「映画のセオリー」という雑誌に掲載されました。2010年12月15日発行。880円


------------
↓面白かったらクリックしてね
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへにほんブログ村

人気blogランキング

自主映画撮ってます。松本自主映画製作工房 スタジオゆんふぁのHP

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アーティスト [監督:ミシェ... | トップ | わが母の記 [監督:原田眞人)] »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

映評 2011~2012」カテゴリの最新記事