「映画芸術」誌 ベストテン・ワーストテン発表(ベスト「愛のむきだし」・ワースト「空気人形」)

「映画芸術」誌、恒例のベストテン、ワーストテンが発表されました。

ベストテン
１　愛のむきだし（園 子温監督）
２　ウルトラミラクルラブストーリー（横浜聡子監督）
３　ヴィヨンの妻　桜桃とタンポポ（根岸吉太郎監督）
４　あんにょん由美香（松江哲明監督）
５　私は猫ストーカー（鈴木卓爾監督）
６　ＳＲ サイタマノラッパー（入江 悠監督）
６　ドキュメンタリー頭脳警察（瀬々敬久監督）
８　大阪ハムレット（光石富士朗監督）
８　余命１ヶ月の花嫁（廣木隆一監督）
10　のんちゃんのり弁（緒方 明監督）

ワーストテン
１　空気人形（是枝裕和監督）
２　蟹工船（ＳＡＢＵ監督）
３　ＲＯＯＫＩＥＳ―卒業―（平川雄一朗監督）
４　しんぼる（松本人志監督）
５　ＭＷ―ムウ―（岩本仁志監督）
６　笑う警官（角川春樹監督）
７　ハルフウェイ（北川悦吏子監督）
８　さまよう刃（益子昌一監督）
９　カムイ外伝（崔 洋一監督）
10　ガマの油（役所広司監督）
10　ゼロの焦点（犬童一心監督）
10　ディア・ドクター（西川美和監督）

------
ちなみに私は以下のように予想していましたが

****映画芸術ベスト****
1位　愛のむきだし

****映画芸術ワースト****
1位　アマルフィ
2位　ディア・ドクター


・・・「空気人形」もワーストには来るだろうと思ってはいましたが、1位とは思いませんでした・・・
「アマルフィ」は脚本家から激しく抗議されていたので、ワースト入りと思ってましたが、けなすほどの価値もなかったってことでしょうか
「ディア・ドクター」がワーストで10位に留まったのは、健闘したと言えるでしょうか・・・

一方でベスト。
映画芸術誌における四大巨匠(と私が勝手に呼ぶ)が、黒沢(清)・青山・阪本そして廣木の四氏です。
なので9位は微笑ましい結果ですね。瀬々監督や根岸監督も常連です。
横浜監督もかつて「ジャーマン＋雨」がベストテン入りしていたので、この結果には驚きません。
4位以下はことごとく他の映画賞の動向と無縁。毎年その傾向はあるにせよ、今年は特に顕著な気がしますが、映芸だけでほめて他誌ではさほど話題にならない映画って・・・けっこう面白いの多いんですよね。なのでDVDレンタルなどてチェックしてみたいと思います。

********
他の映画賞一覧はこちら→【2009年度国内映画賞一覧】

2008年度の映画賞一覧
2008年度国内映画賞総括記事

＊＊＊＊＊＊＊＊
↓面白かったらクリックしてね
にほんブログ村

人気blogランキング

自主映画撮ってます。松本自主映画製作工房　スタジオゆんふぁのHP