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転生の宴

アヴァロンの鍵対戦会「一番槍選手権」を主催するNishiのブログ。最近はDIVAとDBACのプレイが多めです。

津田沼第13回エース杯試合レポート(決勝戦: その3/完結偏)

2008-10-25 00:00:00 | 大会
という訳でお待たせしました。
3回に渡って連載していました第13回エース杯決勝戦、
今回遂に勝者が決まります。
この試合最後の攻防は、
まさにエース杯史上に残る名勝負となったのでした。

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決勝戦(ロンファ、ルドルフ、アル・アジフ【ルーファス】、クー)

<<<前回までのあらすじ>>>

祠1つを周ったルーファスは、
防衛戦闘でロンファを討ち取り、
そのまま波に乗るかと思われたが移動事故が足を引張る。
その間にクーが祠2つで入城に王手をかけ、
そして体勢を立て直したロンファが、
またしても事故に見舞われたルーファスの隙を突いて2つ連続で祠を奪取。

ロンファの逆襲が、始まろうとしていた。

<<<つづき>>>

マップが昼に変わって迎えたチェイサーターン。
戦闘を仕掛けたのは、
祠を1つ取ってから今一つ波に乗り切れずにいたルドルフのみ。
これを見てルーファスは入城許すまじと《リッチー》をばら撒きつつ、
《アライクパ》+手札赤白でガン守り体勢。
そしてロンファが《レッドズワイ》の能力で白支援を引いた後、
戦闘が始まる。

ルドルフの侵略モンスターは、《朱玉文明》の効果で地味に育った《朱玉文明》自身。
これに《覚醒》をつけて打ち倒――そうとしたところに襲いかかるロンファの《黒の称号》!
普通ならば負けとなるところだったが、
わずかな育成効果が耐久値を増やし、
更に即死効果も耐えて侵略成功。
試合の流れを取り戻すチャンスを手に入れる。

しかし次の祠で待ち構えるルーファスの《アライクパ》を前に、
ルドルフは十分なソリューションを用意できない。
進退窮ったルドルフは一旦ワープゾーンを抜けて《隼丸》を置いた後、
再びワープゾーンで戻って《バルキリー》を配置。
何とかして時間を稼ごうとの目論みだが、
一度でも防衛戦闘を落とせばライフアウトとなってしまう。
ルドルフの命は、まさに風前の灯だ。

この隙を見逃さず攻め込んだのが、
前ターンの間に祠横に付けていたクー。
《隼丸》を乗り越えて猛然とルドルフに挑――むよりも早くロンファが《シータンク》を除去!
そしてその侵略は――泣く子も黙る《セラフィー・ルカ》+《威圧のオーラ》!
支援を使う余地の無いルドルフは、
ここで2度目のライフアウトを喫することとなるのだった。

これによって戦闘無しで鍵を手に入れたクー。
ワープゾーンの《隼丸》も消えてここで祠に行ければ入城勝利なのだが、
その間にルーファスは手札を更に整理し、
黄2赤1白2と大幅な強化を施していた。
これに対してクーは一旦ワープゾーンを抜け、
《シータンク》で白支援を戻した後、
祠へ攻め――込まずに《ケルベス》を配置して立ち往生してしまう。
どうやら《ケルベス》と《シータンク》の力をもってしても、
侵略が困難な状況だった様だ。

運命のチェイサーターン。
手札を青1白2としているクーにどう攻め込むかに注目が集まるが、
その前にロンファが《セラフィー・ルカ》の能力でクーと入れ替え。
そして悔しそうに項垂れたのはルドルフであった――そう、ルドルフの手札にはクーのいる赤マスに入れるカードが無かったのだ。
その間にロンファとライフ残り僅かのルーファスが攻め込むが、
1番を取ったのはルーファス。
そして運命の戦闘が始まる。

ここで3人の状況を整理しておこう。
この時点でクーは祠2つを周っており、
更に1番手のルーファスはこの侵略を落とすとライフアウトとなる為、
防衛2連戦を耐えればクーの入城勝利となる。
一方ルーファスは祠を1つしか周っておらず、
2番手のロンファが祠2つな為、
敢えてルーファスに鍵を渡し、
次ターンに賭けるという手も存在する。
一番最悪なのがルーファスからは鍵を守ったが、
ロンファとの戦闘に敗れてしまうパターン。
こうなるとロンファに空の祠を落とされ、
逆転負けとなってしまうのだ。
果たしてクーは一体どの様な選択を行なうのかにも注目だ。

戦闘画面に戻ろう。
ルーファスの侵略は、非常に心細い《セクシーベル》+《封じ込め》。
ルーファスに鍵を渡すのか、
それともロンファとの一騎討ちに挑むのかに注目される中、
クーの選択は――《護符術》使用!
やはりロンファとの一騎討ちを選んだ様だ。

ルーファスが2度目のライフアウトを迎える中、
遂に『最終決戦』を迎える。
まずロンファの侵略モンスターは――遂に来た最終決戦兵器、《剣のローレンス》!
そして両者の戦闘支援が公開され、
ロンファの《攻撃強化》――をクーが《かすめ取り》!
見る間に上がる《ケルベス》の攻撃値。

だが《ローレンス》の耐久値は、それをわずかに上回っていたのだった。

<<<試合終了>>>

終わってみればロンファが祠3タテで入城。
ルーファス、ルドルフの『事故』の隙を突き、
最後は自慢の《剣のローレンス》《攻撃強化》が勝負を決めた。。
まさに文句の付け所の無い劇的な逆転勝利であった。

祠2つで先行したクーは、
中盤以降戦闘1番を取るチャンスに恵まれず、
最後はロンファとの一騎討ちを選んで力尽きた。
無理な戦闘を避けて先回りをしていれば、
あるいは最後のターンでルーファスに鍵を渡すことを選んでいれば、
また違った結果となっていただろう。
大会での適切な判断の難しさを実感させる試合であった。

<<<最終結果(括弧内は点数: デッキタイプ)>>>

1位: ロンファ (1252: 《攻撃強化》の化身)
2位: クー (762: 《ケルベス》先制)
3位: ルーファス (380: 《アーマジロ》パーミッション)
4位: ルドルフ (351: R-1エキストラカード大集合)
コメント (2)
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