転生の宴

アヴァロンの鍵対戦会「一番槍選手権」を主催するNishiのブログ。最近はDIVAとDBACのプレイが多めです。

カードレビューVer.2.3EX1(解説編その2)

2018-03-23 00:00:00 | 雑記(COJ他)
そんな訳で色々一段落したので、
延び延びになっていたVer.2.3EX1のカードレビューの解説をお送りしたいと思います。
紫ユニットからトリガー・インターセプトまで一気に解説していきます。

――

◎ユニット

◯紫属性

ハムレイダー:4点

取り敢えず先攻1ターン目に出せば1ドロー。
初手に出すカードとしては面白い1枚
デッキからの消滅効果の刺さり具合は相手によって大きく差が出るので、
過信は禁物。

呪法のファラオ:3点

相手のインターセプト発動を封じる効果は紫ミラーだけでなく、
トリガー破壊をインターセプトに頼ったデッキに対しても対策効果が高い。
デスカウンターが付くのはCIPなので、
何らかの手段で【特殊召喚】できれば永続的なロックも可能。
今後の研究が待たれる。

闇忍のエリカ:3点

紫ゲージを参照した回避能力と、
条件付きで【スピードムーブ】を得る効果が特徴的。
どちらかというと紫単よりも「忍者」軸の方が有効利用できそう。

妖剣士ギンコ:2点

トリガーゾーンに触ることが出来るユニットだが、
この手のゲージ小消費系のユニットは今ひとつ「当たり」が少ない。
《破戒僧・壱》が入っていて紫ゲージに不自由しない紫単なら使えそうだが、
2色型だとゲージ管理的に苦しい印象。
紫ゲージ4以上なら「撃ち漏らし」がない点をどう活かすかが鍵。

魔法天使レリエル:3点

取り敢えず【秩序の盾】付きの2コス3000。
レベル3のインターセプトを連打して一気に更地に出来れば強力だが、
レベル1~2の時の効果も役立つ場面は少なくない。
デッキ構築での工夫が求められる。

闇に巣食いし絶望:2点

1枚でフィールド・手札・トリガーゾーンをまとめて攻めることができるが、
紫ゲージを全消費して出せる大技持ちとしてはやはり重く安定度に欠ける。
「オークション」系のデッキに対してはかなりの嫌がらせにはなるので、
使われるかどうかは環境次第。

シュネーヴィッツェン:4点

CIPの除去効果が非常に便利で、
相手の序盤の横並べをいなす手段として有用。
フィールドに出た後も紫ゲージを増やす効果を持っているので、
序盤を安定させる手段として多く使われそうな1枚。

奈落大帝タルタロス:3点

今バージョンではジョーカーゲージを消費して効果を発動するカードが2枚追加されており、
これはそのうちの1枚。
「ジョーカーは2枚ともDOB10点のものを選び、ジョーカーゲージはカードに全てつぎ込む」
といった構築が考えられる。
他の効果も赤や緑などに対して強く、
今後の研究が待たれる。

◎トリガー

レトログレス:2点

《夢破れし者》などの流れを汲む、
【進化】対策カードというべき1枚。
「後から引いてきた進化カードには影響しない」
「そもそも進化0枚のデッキがそれなりにある」
など制約や環境面での不利が多く、
余程進化があふれている環境にでもならない限り、
積極的には使いたいとは思わない1枚。

パーフェクトストーム:2点

相手が2~3体並んでいる状態で固め打ちできれば、
相手のプランを大きく狂わせることができる。
「1ターンしのげれば返しにそのまま勝てる」
的な構築が求められる。

戦場の業火:3点

かつてあった《燃え広がる戦火》の流れを汲む本体火力トリガー。
序盤から攻めていって最後はこれで本体火力を飛ばして勝ち、
といった戦いができれば理想的。
《戦火》と違って効果破壊でも発動する代わりに、
相手ユニットが破壊された時には発動しない点には注意。

お前のものは俺のもの:3点

チャンプブロックやチャンプアタックから被破壊時発動のインターセプトを使いたい青系のデッキにとっては、
かなり嫌らしい効果。
カードを「奪う」効果は強制なので、
状況によっては自分のトリガーゾーンが自分のデッキで使えない属性インセプで埋まってしまうリスクはある。
使うならば何らかの処分手段を考えておきたい。

◎インターセプト

◯無属性

全軍突撃:3点

久々に登場した無色3000パンプ。
戦士デッキ限定だが色を問わずに使えるのは、
混色になりがちなこの手のデッキではありがたい。
裏の効果の【特殊召喚】効果も役立つ場面は多く、
あとは戦士デッキが新環境でどれだけやっていけるかだろう。

ジョーカーファング:3点

ジョーカーゲージを消費して発動するもう1つのカード。
《タルタロス》のところでも述べた通り、
ジョーカーゲージを全てこれに消費する高オリボ構築が考えられる。
果たしてそういうデッキが実際に作られるのか注目。

ドラゴンスレイヤー:2点

フィールドに出た【ドラゴン】を名前通り一撃で倒せるというのが売り。
放送では《天竜ヘブンズドラゴン》対策として有効とされていたが、
寧ろ《ヘブンズドラゴン》を使う側がそれでは除去できない《夜魔女王リリス》や《邪龍アポピス》を始末する目的で使われそうな雰囲気がある。

すやすやスリーピング:2点

レベコン系のデッキが相手の時にこちらのユニットをレベコン除去から守ったり、
珍獣系のデッキが相手の時に手札のレベルを下げてプランを狂わせたり、
といった使い方が考えられる。
どちらかというと店舗大会などでの「身内読み」用で使われることが多そう。

◯赤属性

幻影サーカス団:2点

《クラウンクイーン》辺りを複製すればかなりのアドバンテージを取れる。
あとは道化師デッキ自体が今度の環境でどれだけやれるかだろう。

トリックルーム:2点

相手が出してきた大型ユニットに対応して、
こちらの1コスサーチャーとBPを入れ替えれば相当に計算が狂うだろう。
嫌がらせにはなるが効果がやや受け身なのがマイナス要素。

リッパー・サイクロン:4点

新たに登場した0コスの「付け足し用火力」。
レベル3の効果は文句なしに強力だが、
レベル1でも十分強い場面も多い。
レベルが上がるほど性能が上がるので、
使うなら3積みしたい。

◯黄属性

白き月:1点

珍獣デッキ対策としては相手ターンに撃てないため不意打ち効果が無く、
自分のユニットを戻す目的ではCPがかかる点がネックになる。
黄属性インターセプトのいつものパターンに陥りそうな雰囲気はある。

リペアプラント:1点

今流行りの機械デッキは《ヴァイス・ドラッヘ》入りの「ワンショット」軸が多く、
その動きと噛み合わないのが一番の問題。
こういった受け身のカードを入れるよりは、
よりアグレッシブな運用ができるカードの方が総合力は上がりそう。

ダミーギャラリー:2点

やはり注目すべきはカードを「作成」する効果。
相手のOCユニットを作成すれば大きなアドバンテージを取れるが、
同じタイミングで出た《黒乙女ブリュンヒルデ》のせいで「ブリュンケア」が流行り、
思ったほど活躍しない可能性は高い。

◯青属性

大盗賊の極意:2点

《豊麗神イシス》的なユニット奪取効果を持つカード。
【盗賊】軸のハンデスデッキはたまに活躍することがあり、
そういったデッキに1~2枚入れておくと仕事をしてくれるかも知れない。

アンデッドパレード:3点

取り敢えず手札が3枚増える。
相手が手札5枚、こちらは手札2枚以下のところで撃てば実質こちらだけ手札が3枚増えることになり、
かなりのアドバンテージを得られる。
ハンデス軸のデッキと噛み合わないのがネックか。

死のカウントダウン:3点

相手の手札と盤面を空にした上で、
相手が重いユニットで壁を立てようとしたところで撃つというのが一番の勝ちパターン。
逆にこちらが押されている状況では延命措置にすらならず、
ぶれ幅の大きい1枚。

◯緑属性

運命共同体:3点

【侍】が5体いる状態で撃てれば実質《マッシヴサージ》。
《大自然の仲間達》入りの侍デッキなら、
普通に入れ替え対象になるだろう。
最近の侍デッキは青の【特殊召喚】を軸にしたものが多く、
緑が入っていないことも多いが、
これの為に緑を組み込むことも検討する必要もあるかも知れない。

インキュベーション:2点

2コスの《グリーンアント》を破壊しつつ3コスの【昆虫】を召喚するというのが一番有効な使い方だろうか。
あとは環境が昆虫デッキのようなオーソドックスな「並べて殴る」デッキの存在を許してくれるかどうかだろう。

花いろ日記:2点

すぐに思いつくのが「無限ニケ」との組み合わせ。
但し《聖天使ニケ》自身にエラッタがかかってしまった為、
そもそも無限ニケを決めること自体が難しくなってしまった。
普通に1コスでの展開要員として使われることが多いかも知れない。

◯紫属性

恋残暑:3点

紫ゲージを増やせるパンプという点を評価。
レベル3まで行ければ流石に強力だが、
レベル1でも十分な場面も多いだろう。
状況によっては「空打ち」も検討に入るレベル。

黒の旋律:2点

《魔天ルシファー》をはじめとする紫ゲージ大量消費の大技の後のリカバリーとしては面白い1枚。
レベル操作を考えなければ、
オーバーライドするよりレベル1を固め打ちした方がゲージ効率的に得な点には注意。

蘇活の詠唱:3点

新たなインターセプトサーチカードだが、
デッキのリフレッシュ効果のおまけも付いてくる。
何気に紫ゲージを参照しないので、
紫単色よりも寧ろ「タッチ紫」みたいなデッキの方が使いやすいかも知れない。

晩餐怪:3点

紫ゲージと引き換えに低コストで盤面を再構築できる。
デスカウンターが乗ってしまう為次の自分のターンの後に全滅してしまうが、
1ターンの間の時間稼ぎ、
あるいは返しのフルアタックの為の布石としては面白い1枚。
あとはクロエの《アビスイミテーション》が流行り過ぎないことを祈ろう。

――

改めてカードを見てみると、
やはり全体的に色の「相性差」が露骨に広がった印象が強いです。
ここまでくると単色デッキや種族デッキを諦め、
各色のパワーカードをかき集めた「グッドスタッフ」に寄せた方が安定するのかも知れません。

個人的に気になるのが《奈落大帝タルタロス》をはじめとするジョーカーゲージ消費系のカード。
これらのDOB次第ではジョーカー2種をDOB10点2種で固め打ちし、
ゲージは全部カードにつぎ込むという構築が出来るかも知れません。
次回のランキング更新でのDOBに注目したいところです。

以上、カードレビュー解説編その2でした。

――

◎おまけ:M・o・Aちゃんが何か言う



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