日本動物園水族館協会は2009年に4月19日を飼育(しいく:419)の日と制定しました。
現在、日本の動物園は公営のものと民営のものにわかれています。
首都圏では上野動物園や多摩動物園は東京都立、横浜のズーラシアは横浜市立の動物園です。これに対して、水族館は民営のものが多いようです。鴨川シーワールドや横浜・八景島シーパラダイスなどは民営です。では、なぜそのような状況なのでしょうか。動物園には教育・研究の役割を担っている部分が大きいからではないでしょうか。
日本の公営動物園は「ズーストック計画」を実施しています。これは、絶滅のおそれのある生物種を一か所に集中させて効率的な繁殖を目指すものです。
例えば、ライオンは多摩動物公園が受け持ちになり、上野動物園で飼育されていたライオンも多摩動物公園にうつされました。
その後、しばらく上野動物園ではライオン不在となっていたのですが、現在は民間の動物園から貸与を受けて、雌のインドライオンを飼育展示しています。
飼育の日を機会にして滞在国と日本の動物園や水族館を比較して文化比較の題材としてみるのも興味深いかもしれません。
(yos)