みなさん、こんにちは。駿台ジャカルタ校のE.Oです。今回は、インドネシア語の不思議について語ってみます。
インドネシア語の不思議その① 動詞に活用が無い。インドネシア語の動詞は英語のような現在形、過去形、
現在分詞形、過去分詞形、未来形みな同じです。もちろん三人称単数現在形というのもありません。
現在形の主語の種類によっても形は変わりませんし、過去形は全部sudah(スダ)をくっつけるだけで「~した」
という過去の意味になります。飲む→ミヌン、飲んだ→スダミヌンという風になります。
インドネシア語の不思議その② 助動詞と動詞をいくらつなげてもよい。例えば、「~できる」という助動詞は「ビサ」、
「~しなければならない」という助動詞は「ハルス」なので、それをくっつけると「ハルス ビサ」で
「~できるようにならなければいけない」になります。一方、「行く」という動詞は「プルギ」、「買う」という動詞は「ブリ」。
「買いに行く」は「プルギ ブリ」となり、「買いに行けるようにならなければいけない」は「ハルス ビサ プルギ ブ
リ」となります。英語のようなbe able toとか必要ないのです!
インドネシア語の不思議その③ 名詞を連呼するとなにごとか意味が変わる。例えば、「人」は「オラン」ですが、
「オラン オラン」と言うと「人々」という意味になります。「カパン」は「いつ」という意味の疑問詞ですが、
「カパン カパン」と言うと「いつか」という意味になります。「サマ」は「同じ」とか「一緒に」という意味ですが、
「サマ サマ」というと「どういたしまして」になるのです。不思議ですね。
他にも、動詞の末尾に「アン」をくっつけたら名詞になる(ミヌン→ミヌマンで飲み物、マカン→マカナンで
食べ物のように)とか、疑問詞が最初に来なくても大丈夫とかいろいろありますが、一言で言えば、外国語の
習得と言う点では非常にわかりやすい言語だと思います。みなさんも一緒にインドネシア語を話しましょう!
(筆者は、毎週月曜日と金曜日をインドネシア語の日にしていて、朝から晩まで仕事の時間以外、
インドネシア人の妻とインドネシア語で会話やってます)