以前理系の受験生に向けて、昨年東大に合格した先輩からのアドバイスを掲載しましたが、国立大入試直前に今一度参考になるアドバイスでしたので、抜粋して再度掲載します。改めて参考にしてください。
1.全部解けると期待しない。(特に数学)
大事なのは「解けなかったらダメ」なのではなく、「解けたらスゴイ」ということです。試験中は焦って「コレも解けない、アレも解けない」となりがちです。そうではなく、「1問きちんと完答できた。スゴイ。」と思うことが大切です。満点を取らなければ合格できないという大学はありません。6割程度できれば、合格が見えてきます。第1問から丁寧に解くのではなく、最初に一通り全部の問題に目を通して、できそうな問題から取りかかることが大切です。特に時間のかかりそうな問題は、後回しにする。そういった問題は、誰もが時間がかかります。試験時間には制限があります。問題を解くにも戦略が必要です。
2.知識問題は悩まない。
化学は知識問題が連続して出題されます。もちろんここで稼げればいいですが、知識問題はいくら悩んだところで無駄です。
そこに時間をかけるなら、考えれば答えに辿り着く望みがある物理や有機化学に手をつけましょう。
3.過去問研究は大切、だが…。
例えば、数学はよくベクトルと積分が出る、物理では力学と電磁気のセットが多い等、過去問を繰り返し解いていると傾向が分かってきます。これは受験戦略の基本としてやるべきことですが、把握できるのはあくまで「傾向」です。昨年は、数学にベクトルは出ず、物理は力学と波動でした。ということもあるので、ヤマをはることはお薦めできません。真面目に駿台の授業の復習をやることが合格に近づきます。特にこの時期は、今までの授業の復習をしっかりとやり残しのないように行うことが重要です。新しいものに手を出すと、却って焦りを導きます。とにかく授業の復習をやること。
4.最後に
今まで歯を食いしばって頑張ってきたことは、必ず結果へと繋がります。後は自分を信じて受験に臨んでほしいと思います。ガンバってください。
私からもYELLを贈ります。普段の力を出し切れば、栄冠を掴めるはずです。最後まで諦めず力を出し切って入試に挑んでください。応援しています。
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