こんにちは駿台シンガポールです。
新年度がはじまり、また新たな受験生のみなさんが志望校合格にむけて日々勉学に取り組んでいることと思います。
そこで今回はそんな皆さんにむけて入試古文に関する昨年度の情報をお届けしたいと思います。今回は数多くある高校の内、早慶付属校に注目し、その大まかな傾向をお伝えします。
まずは次の表を見てください。
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以上は、昨年度の古文出題状況と内容等をまとめたものです。
まず「出題校」ですが「古文」として大問を設けて出題している高校は表の「〇」がついている高校になります。注目してもらいたいのは「△」の高校です。これらの高校は所謂「現古融合文」といったジャンルに入るかと思われます、慶應義塾は大正時代の「漢文訓読体(和漢混交文)」(漢文を日本語に書き下した形)の文章がそのまま大問として扱われており、見慣れない人がみるともはや古典的文章と思うでしょう。このように直接的な古文問題の出題がないとはいえ、古文知識が必要となる場合もありますので、しっかりとした学習が求められます。
つぎに「内容」に関する問題です。これは現代語訳の問題と同様、傍線部の解釈とそれまでの内容を正確に把握し、その根拠となる(多くは)特定の箇所を本文から探し出す必要があります。そのためには順接の確定条件の接続助詞「ば」(原因・理由を表す言葉)などの文法的知識や単語の知識が必要となります。高校受験の古文単語に関しては英単語ほど膨大な量を覚える必要はありませんので、高校の古文単語集を購入しその基礎的な単語を覚えておくと十分対応できると思います。お勧めは各品詞の単語が重要度別にランク分けされているものです。それの一番重要度の高いもの(基本的な単語)を覚えておけば十分でしょう。
つぎに「和歌」についてです。和歌に関する問題は大きく「内容」と「修辞法(表現技法)」にわけられます。歌物語形式となっている文では、その和歌はそこまでの内容が反映されたものですので、上記の「内容問題」とほぼ同じだと考えてよいでしょう。「修辞法」に関しては、所謂「掛詞」「序詞」をはじめとした表現技法の知識です。これは知らないとどうにもならないので、しっかりと知識として理解し、演習問題で出題のパターンに慣れておきましょう。
最後に「出典」ですが、昨年度はどの高校も平安・鎌倉期の「説話集」からの出題でした。しかも、超メジャーなものばかりです。年度によっては中世後期御伽草子や近世の作品が出題されたこともありますが、概ねメジャーな作品からの出題が目立ちますので、「今昔」「宇治拾遺」「古今著聞集」あたりの三大随筆からの問題をとにかくやりまくっていれば、場合によっては知っている話が出題される可能性もあります。ですので、古文は文法・単語・和歌の知識を付けて、ひたすら問題を解く(現代誤訳で内容も覚えておく)ことが重要だと思います。
いかがだったでしょうか?
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駿台シンガポール校M.K
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・week③:6/14(火) ~6/17(金)
□時間:13時~14時30分
□内容:
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・week➁:帰国入試(渋渋・広尾学園など)
・WEEK③:一般難関(早慶付属校など)
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・WEEK➀:中学3年間の計算
・week➁:中学3年間の関数
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