上智大学のIB入試、中央大学文学部のドイツ語・フランス語特別入学試験など、今年度は帰国生が受験の対象者となりうる入試が次々と設置されています。
上智IB入試(第1期・対象者 : 国内外のインターナショナルスクールや海外IB認定校出身者、または卒業見込みの者)はこちら
中大文学部独仏語特別入試はこちら
「グローバル化」を掲げた各大学が、多様性に富んだ環境づくりを目指すべく、一般生徒とは異なるバックグラウンドを持つ学生を求めるようになることはごく自然な流れであると言えます。帰国生の受験の可能性は今後も変わっていくでしょうし、今までの経験や得意とするものを活かすことができる機会も増えるでしょう。
しかしながら、ひとりの受験生の目線で考えた場合、同じ大学学部を受験するのに複数の選択肢があることも想定され、学科試験や面接の準備以外においても慎重な取り組みが必要とされます。
新設の学部や入試制度であっても、それと同様の審査方法を採用している大学学部が見つかることが少なくありません。どの程度参考になるかは定かではありませんが、一つの入試制度にも多角的な視点を持って接し、受験生の方々の不安を少しでも解消していきたいと考えております。
(tks)