今は朝日新聞を斜め読みしていることは記述のとおりだが、スポーツ欄の今日の予定だけはしっかり確認している。
先日、一昨年8月をもって朝日の購読を止めて産経新聞に切り替えた親友が、産経新聞の社員と会った時の会話を書いた。
オリンピックでは、朝日は、自社の印刷技術と紙質を、この時とばかりに誇示していた。
朝日と、例えば産経との違いは、世界に張り巡らした取材網と、その人員の多さだろうが、それが「文明のターンテーブル」が回っている国である日本を、世界のリーダーとするために使われてきたとは全く考えられないことは言うまでもない。
五輪期間中のスポーツ欄で、近年、初めて、私は、朝日がジャーナリズムの役割を、きちんと果たしていた3つの記事を目にした。
ジャーナリズムの役割とは、歪んだ思想で、自分たちの意見を書くことでは全くなく、何よりも、実業や農業・漁業、日々の暮らしの世界で生きている読者には知る由もない事実を伝える事である。
卓球の水谷の活躍を特集した記事は、スポーツ欄においいては、朝日新聞にはジャーナリストがいることを示していた。
私は、この記事で、卓球のラバーを張り付ける接着剤が勝敗を分ける重要な因子だった事を初めて知った。反発力に重大な影響を与えている事、どこかの五輪大会以降、禁止になったはずの溶剤が、なぜかうやむやになっている事。この事に反発した水谷選手は改善されない限り、国際大会を欠場するという決断を下し、実行していた事を伝える記事だった。
この記事を読んだ私は、これは間違いなく、中国が行っている所業に違いないと確信した。
うやむやになっているのは、自国の利益のためなら、大きな声を上げる中国の反対があったからだろうと確信したのである。
中国には特派員がたくさんいるはずの朝日の記事には中国の文字は、なぜか全くなかったが。
さっき、どこの五輪から、形上は禁止と言う事になったのかを調べようと検索したら、詳細な記事が出てきた。
中国では、その溶剤は当たり前に売っていて、だれもが使用している事が、なんということもなく書いてあったのである。
これが朝日新聞社の態様なのである。
そこに不正があっても、相手が中国や韓国だと何も言わない。
その逆に、そこに不正など何もなくとも、いわゆる市民団体が、日本を貶めるために、国連の人権理事会だとかユネスコだとかに行って、日本は人権を侵害している国だ、だとか、女性を差別している国だだとか、言いふらしてきたことには、全面的なバックアップを続けてきただけではなく、個人情報保護法やヘイトスピーチ法など、法制化まで、邁進して来たにも関わらず、
中国や韓国の不正や横暴、あるいは、21世紀にあるまじき、はなはだしい人権侵害や言論の自由の侵害などに対して、朝日新聞社は何一つ、世界に対して、抗議の声を上げないのである。