以下も前章に続いて、高山正之の本「アメリカと中国は偉そうに嘘をつく」からである。
p238ページから。
題字以外の黒字強調は私。
朝日新聞も酷いが、テレビはもっとダメ
朝日新聞が三十年前から積み重ねてきた古田清治の墟と、昨年ついたばかりの吉田調書の嘘をなぜ今になって、訂正する気になったのか。
一つは絶対表に出さないと思っていた吉田調書を政府があっさり公表することにした。
そうなれば東電職員がまるで支那人のように逃げ出したという朝日の嘘がもろバレるからだと本村伊量社長が会見で明かした。
自首すれば無罪になるとでも思ったか。
犯罪者の心理はよく分からない。
従軍慰安婦の嘘も韓国が日本からカネを強請るだけの約束を超えて世界中にヘンな像を建て、ために在外邦人が襲われ、予想外の展開になった。
「今がばらしごろと思った」と九月十三日付社説で明かしている。
それで、ごめんなさいと本村伊量は言ったが、「事実を曲げてまで日本を貶めてきた」(門川隆将)朝日の罪が許されるわけもない。
GHQ史観に立った編集方針をやめ、支那朝鮮と手を切る。それができないなら廃刊しかない。
小朝日を任ずる毎日も東京も同罪だ。
とくに東京は田舎新聞が経営権を握り「朝日を真似りゃあええ」でやってきた。
間違いを認めて故郷の名古屋に帰るときがきた。
しかし異様な自虐史観が世間にここまで定着したのは朝日や小朝日の力だけではない。
報道機関を名乗りながら取材もせず、何も考えず、ただ朝日に乗っかって番組をつくってきた各テレビ局こそ最も罪が重い。
NHKもTBSも朝日を見ながら「オスプレイがくる。三十人のデモを一万人に見せろ」
「反原発抗議を長尺で」が今でも形だ。
朝日がなければ夜も日も明けないのは二〇〇四年の米大統領選が証明している。
朝日のその日の朝刊は民主党のケリーの勝ち。
ブッシュは大敗と予想したが、結果はブッシュ再選。
各テレビ局の朝の番組はどのコメンテーターも解説できず、ただ沈黙するだけだった。
だいたいどの局もコメンテーターには「原発反対」「戦争反対」「支那朝鮮はいい国」「安倍政権はワル」の朝日新聞社是を唱えさせてから「はい五秒前」で番組を始めている。
だからTBSの久米宏の番組で室井佑月に「(攻めてきた支那人や朝鮮人に)やられても、やられても、もうやめてくださいと言っているほうがいい」と言わせる。
しかし支那人も朝鮮人も佑月が「やめてください」と言っても強姦はする。
通州では丸一日強姦し、挙句に乳房を切り、腹を割き、陰部に棒を突き立てて殺した。
民族淘汰の歴史を繰り返す彼らは、とりわけ性器や子宮の破壊を好むからだ。
佑月に子供がいれば、その子の指を切り落とし、鼻に針金を通して彼女に縛りつけ、母の見ている前でその子をいたぶり殺す。
十余年前にあった世田谷一家四人殺しでは犯人は母に抱かれた子を苛(さいな)み殺している。
犯人は支那人か朝鮮人と言われる所以だ。
「やめてください」と言い続けても無駄なことを支那出身のコメンテーター張景子も韓国人の金慶珠もテレビでは語らない。
支那朝鮮の真実を語ればもう番組に出してもらえないからだ。
それで金慶珠は船長が逃げたセウォル号に触れて「福島原発事故では市電職員の九割もが逃げた」(テレ朝・朝生)と朝日新聞の嘘を拡散して番組出演権を確保している。
同じ朝生で「新しい歴史教科書をつくる会」が語られたとき、デーブ・スベクターは「アブラギッシュな自民党議員からカネを貰ったんだろう」と局を喜ばせる発言をし、本多勝一の南京大虐殺も「外国が言っている」から問違いなく「あった」と宣うた。
白人宣教師とニューヨーク・タイムズが「あった」と言えば、それが真実だと。
デープは慰安婦問題でもジョージ・ヒックスの本『慰安婦』をテレビ画面で振りかざした。
ヒックスのネタ元は吉田清治の嘘だが、それに白人が介入すれば真実になるという言い分だ。
朝日新聞のいう白人GHQ史観「日本人が悪い」論とぴったり重なる。
馬鹿なコメンテーターの多い中で、局側の意図を読める「金髪の朝日新聞」はとても重宝される。
「世論誘導はテレビに如くはない」とは第一次安倍政権を潰したときに若宮啓文と筑紫哲也が朝日紙面(二〇〇七年十月十二日付)で語り合った言葉だ。
朝日の嘘をテレビ局がコメンテーターを通して浸透させる。
そうすれば朝日が世論を誘導できるという意味だ。
朝日以上に各テレビ局の罪は重いが、彼らは馬鹿だからその認識はない。