ちょうど参道の中ほど、鐘楼に隣接する形で境内に『忠魂碑』が建てられています。
明治41年から平成7年にかけて座間市をはじめ有志の団体により建立されたもので、全部で5基。毎年3月中旬には碑の前で座間市遺族会の主催する慰霊祭が斎行されています。
昭和30年3月建立の『忠魂碑』。座間市により市内から出兵した250余柱の御霊に捧げられたものです。
碑の中では最も大きく、慰霊祭ではこの碑の前で神饌のお供え、祭詞の奏上が行われます。
昭和56年3月建立の『従軍記念碑』。このとき発足された従軍記念碑建設委員会によるものです。
“今日本は繁栄の中にいるが、戦争に身を捧げた家族や仲間の存在がその礎にある”、との思いが碑文として刻まれています。
共に明治41年11月建立の『戦没記念碑』『忠魂碑』。座間市恤兵会の手によるものです。 ※「恤(ジュツ)」は“思いを巡らす”の意味
記念碑の上部には“明治38年”と書かれていますが、これは日露戦争のあった年。その戦没者に捧げられたものです。
平成7年9月建立の『平和の誓い』。座間市遺族会の皆様により作られました。
碑の中では最も新しく、終戦50年の節目に建てられたものです。
今年の慰霊祭は3月17日、今週金曜日を予定しています。 碑の周りを掃き清め、例年通り厳かに神事が行えるよう努めたいと思います。