ここ数日、巫女により集中的に“浦安の舞”の練習が行われています。
当神社では例大祭を始めとした年間祭事、また神前結婚式の際に御神前にて浦安の舞が奉納される事になっています。 “天地(あめつち)の神にぞ祈る 朝なぎの海のごとくに波たたぬ世を”という歌詞にあるように平和を祈る神楽で、歴史は浅いものの全国の多くの神社で行われている舞でもあります。
以前、祭式研修の際に講師先生から“神社の行事作法は海外などの他宗教と比べても劣らぬほど丁重な形があるが、歌舞を奉納することにかけてはまだまだだ”というご意見をお聞きしました。 確かに毎年毎回舞手を確保するのは大変な事で、全ての神社で奉納されるようになるにはまだ時間がかかりそうです。
しかしどんなお祭りも基本的には“神様に感謝を捧げる、喜んでいただく”ためのものですので、こうした舞や音楽の奉納は食物のお供えと並んで非常に大切な要素でもあります。
今回は8月1日の例大祭を見据えての練習となりましたが、絶やさず舞を受け継いでいけるよう努めて参りたいと思います。