もうすっかり神社は七五三詣の季節へ入り、社務所でも千歳飴の取り扱いを始めました。
七五三に無くてはならない…とまでは言いませんが、やはり伝統というのは力のあるもので、お子様が持つだけで風情が出るものです。
千歳飴は江戸時代半ば、元禄・宝永の頃『せんねん(千年)飴』『せんざい(千歳)飴』『寿命糖』と言って売り出されたのが始まりと言われています。
文字通り子供の長寿を願って長く作られた飴で、それを入れる袋にも縁起の良い絵柄を用いるのが習わしです。 “七つ前までは神のうち”と言って特に昔は子供の命が儚いものでもありましたので、七五三を無事迎えたという家族の喜びは格別なものであったでしょう。
誕生日などイベントの増えた現代においても七五三は特別な御祝です。 神社の千歳飴は昔ながらの見た目のものですが、ご希望の際は社務所か御祈祷受付へお尋ねください。