早いもので年末年始の事を考える時期が近づき、当神社にも伊勢の神宮の御札である『神宮大麻』が到着しました。
近隣の神社を含めた「相模中央支部」の分をまとめてお預かりしましたので、大変な数です。
御正月は一年の内で最も多くの御札・御守を扱う時期です。 各神社では授与品店や職人へ依頼して、昔ならば職員が手で刷るなどして御正月の御札御守の準備をするのですが、この神宮大麻だけは少し事情が違います。
伊勢の神宮は皇室の御祖神をお祀りする神社ですが、それ故日本の総氏神、言わば“国の守り神様”としての役割を持つ神社でもあります。 そのため神棚をお祀りする際は国の守り神として「神宮大麻」、地域の守り神として「地域の神社の御札」両方をお祀りするのが習わしです。
なので毎年神宮大麻授与のお願いを出して戴いた御札を、各神社は自社の御札御守と併せて頒布しているのです。
この相模中央支部では11月2日に『神宮大麻暦頒布始奉告祭』が行われ、その後各神社へ神宮大麻が渡される事となります。 年の瀬の準備ももう始まろうとしています。