座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

神無月15日 -月次祭奉仕-

2017年10月15日 | 境内の様子

10月も今日で半ば、本殿では今朝月次祭が斎行されました。

月の和名・別称は数多く、この10月も「神無月」以外に「初霜月」「上冬」などあり、寒さを感じさせる呼び名が登場するのはこの頃からです。

この天気のせいか1日の月次祭から随分時を隔てたように感じます。 予報によれば来週もほぼ全日雨の気配から抜け出る事はできないそうです。

しかし貴重な土日でもありますので、昨日今日は七五三詣をはじめ昇殿祈祷の方々で境内は賑わいました。

先日室内にも記念撮影ができる場所を設けたと書きましたが、現在は更にその場所を増やしています。 ご来社の方はどうぞご自由にお使いくださいませ。


安産戌の日

2017年10月14日 | その他

今日も朝から冷たい雨が降ったり止んだり。

七五三も大勢御祈願に来られましたが、今日は戌の日ということもあり安産祈願の方も多く来社されました。

安産の腹帯や御守

友引という日柄も関係しているのか朝早くから祈願に来られていました。

腹帯や簡易的な腹帯など事前にご購入され、当日持参して御札や御守共にお祓いをご希望される多くなってきました。

お電話等で事前にお尋ねの方には、購入された腹帯等御持参いただければ一緒にお祓いする旨をお伝えしております。

本日御祈願された方の出産予定日の大方は平成30年生まれのお子様です。

平成29年もあと2か月半。1年が早く感じられる今日この頃です。


秋雨

2017年10月13日 | 境内の様子

“男心と秋の空”とは“変わりやすい”という意味で使われる言葉ですが、昨日まではずっと晴天、今日からはしばらく雨天と随分はっきりした空模様になっています。

ちょうど週末に雨が掛かって外出の予定がある方には残念な天気ですが、個人的には昨日までの季節外れの暑さに辟易していましたので、ようやく本来の季節の天気に戻ったと安心しているところでもあります。

“楓葉霜を経て紅なり”と言いますが、まだ寒さが加わっていないためか楓のみならず銀杏や桜なども紅葉はまだこれからという所です。 この長雨の後にはすこしは景色が変わっているでしょうか?

 

また、雨が続くという事で御祈祷控室のある参集殿に少しですが記念撮影できる場を用意しました。 七五三詣等でご来社の方は、どうぞご自由にお使いください。


千歳飴

2017年10月12日 | 七五三詣

もうすっかり神社は七五三詣の季節へ入り、社務所でも千歳飴の取り扱いを始めました。

七五三に無くてはならない…とまでは言いませんが、やはり伝統というのは力のあるもので、お子様が持つだけで風情が出るものです。

千歳飴は江戸時代半ば、元禄・宝永の頃『せんねん(千年)飴』『せんざい(千歳)飴』『寿命糖』と言って売り出されたのが始まりと言われています。

文字通り子供の長寿を願って長く作られた飴で、それを入れる袋にも縁起の良い絵柄を用いるのが習わしです。 “七つ前までは神のうち”と言って特に昔は子供の命が儚いものでもありましたので、七五三を無事迎えたという家族の喜びは格別なものであったでしょう。

誕生日などイベントの増えた現代においても七五三は特別な御祝です。 神社の千歳飴は昔ながらの見た目のものですが、ご希望の際は社務所か御祈祷受付へお尋ねください。


氏子青年会-海南神社参拝研修-

2017年10月11日 | 氏子青年会

10月9日三浦市三崎に鎮座致します三浦総鎮守「海南神社」へ正式参拝に行って参りました。

今回、氏子青年会の事業として、同じ青年会を持つ、設立して50年を数える青年会が様々な活動をご奉仕されている海南神社へ青年会同志の交流も含め宮司を含め18名で行って参りました。

この海南神社は三浦半島の最南端に位置し藤原資盈公を主祭神とし、この地の郷民を教化して特に漁業の知を開き、文化の礎を築き福祉に努力なされたと言われている神を祀る神社であります。

きやりの声を先頭に参進させて頂きました!

正式参拝の様子

その様な伝統ある神社で活動する青年会との交流ともあって、当会の氏子青年会会員も実りある研修となりました。正式参拝後は、宮司様、禰宜様の由緒また青年会設立時の当時のお話など大変貴重なお話を伺う事が出来ました。

 

宮司様の講話

禰宜様の講話

今後も同じ青年会を持つ神社として交流を深めていきたいと約束を致しまして帰路に着きました。是より先海南神社青年会の益々の御発展と心よりお祈り致します。大変お世話になりました。


金比羅神社-例大祭斎行-

2017年10月10日 | 兼務神社

今日も朝から陽射しが強く日中は気温が25度以上の夏日となっています。

本日午前11時より当社の境外末社金比羅神社の例大祭が斎行されました。

金比羅神社の鎮座している場所は、座間入谷内天台と通称言われる地区で近くに座間学童があります。

御祭神は大物主の命(おおものぬしのみこと)国家鎮護の神様です。

毎年10月10日に斎行されており、前日の清掃から当日の準備まで大勢の方のご尽力により盛大に執り行われています。

祭典には浦安の舞も奉奏されております。


体育の日

2017年10月09日 | 

今日は『体育の日』。 “スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう”事を趣旨として制定された祝日です。

しかし近隣の小学校・幼稚園に限って言えば、先週或いは昨日一昨日に運動会が行われ、また連休の最終日という事もあってどちらかと言えば人通りの少ない、穏やかな雰囲気の日になっています。

確かに連休の最後となれば遠出するには気が引けるかもしれませんが、来週末は一転して天気が崩れるという予報もあり、今日外に出ないのは勿体なく感じます。 皆様はどうお過ごしになられていますか?


平成29年小松原稲荷神社秋祭礼御奉仕

2017年10月08日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

本日、座間市小松原鎮座の『小松原稲荷神社』の御祭を奉仕させていただきました。

当神社と兼務関係にあるわけではなく、普段は地元の氏子会・奉賛会の方々によりお祀りされている神社なのですが、縁あって数年前より神職がお伺いして神事を行っております。

季節柄、実はここ数年雨が降る事も多かったのですが、今日は眩しいほどの晴天に恵まれました。 神事の後には子供神輿と御囃子が地域を巡るという事で今日の天気は何よりの贈り物だったかと思います。

御社殿は大きなものではありませんが、笑顔にあふれ毎年地元の方々の絆を感じる御祭です。 大御恵を戴いて、氏子の皆様がこれより後も健やかにお過ごしいただけます事を心よりお祈り申し上げております。


金木犀の香り

2017年10月07日 | その他

境内にはないのですが隣の公園に大きな金木犀の木があり、この季節になると境内までその香りが訪れます。

花期は9月半ばから10月半ばとほんの一時ではありますが、間違えようのない独特の甘い香りは本格的に秋を迎える合図のようにも思えます。

よく見ると無数の黄色い花が

金木犀が中国から日本へ伝来したのは江戸時代の事で、日本における栽培はそれほど昔からではないようです。

しかし中国では冬に枯れない生命力と香りの良さから“若返りの薬”の材料とされるほど縁起の良い木と言われていました。 またその点で満ち欠けを繰り返し永遠の命を持つ月と関わりのある木だともされ、“月には桂(かつら、モクセイの木の事)が植えられている”という伝説も生まれました。

その伝説は平安時代頃には日本に伝わっていたようで、僅かながら和歌にも詠まれています。

 『黄葉(もみち)する 時になるらし 月人の 楓(かつら)の枝の 色づく見れば (詠み人知らず)』

楓、は桂の雄株の事。 月の美しく見える季節になった、というのを月にある桂が花を咲かせた事に例えて詠まれたものです。 まさに今の時期にぴったりの歌ですね。


年末年始の御札の準備

2017年10月06日 | 神社知識・作法・歴史

秋も半ばを過ぎて紅葉が始まれば本格的に七五三の季節、という所ですが、その次に来るのはもう年末年始です。

夏の例祭と並んで御正月は特に多くの準備が必要な時期です。 できる所はできる内に、という事で一部御正月の御札の準備も始まっています。

写真にあるのは『年神様』、“年”は“稔(ネン、実り)”に通じ、新年の実りを表す御札と言われています。 新年に神棚の御札を新しいものに取り替える際に共に神棚へお祀りする御札です。

こちらは予め御神名を刷った御札に御神体を込め、お祓いをする事で新しい御札となります。 他にも“晦日祓”や“紙垂”など用意しておかなければならないものが沢山あります。 間近になって慌てる事が無いよう、確認を進めていきたいと思います。


相模原支部主催祭式研修会へ

2017年10月05日 | その他

昨日、お隣相模原市の緑区・中央区・南区鎮座の神社で構成される『神奈川県神社庁相模原支部』主催の祭式研修会へ、宮司含め神職3名にて参加致しました。

祭式研修会とは神事における行事作法を講義・演習の両方で学ぶ会で、神奈川県神社庁やその県内各地の支部、女子神職会や神道青年会などでも開催されています。 今回は相模原市中央区上溝鎮座の亀ヶ池八幡宮を会場とし、午前中に基礎的な作法、午後に「衣冠(いかん)」という大祭で用いる装束の着付けを教えていただきました。

午後の一場面

並べられた衣冠

綺麗で丁寧な作法を行う、というのは集中力が要りますし楽な姿勢ではありませんから、神職は経験の多少に関わらず自己流の作法というものに流れがちです。 当神社の所属する相模中央支部では5月に祭式研修会を行いましたので、半年経たない内に次の研修に来た事になりますが、知らず知らずのうちに作法が崩れていたのにもう午前中の基礎作法で気付かされました。 また衣冠についても頻繁ではないものの年間祭事で着装する機会があり、神職全員に必要となる技能です。

研修会には他にも遷座祭や神葬祭など特別な神事に焦点をあてたものや、神事の中で奉納される雅楽・祭祀舞を学ぶものなどがあります。 できるだけ多くの研修会に参加していきたいと思います。


十五夜

2017年10月04日 | 神社知識・作法・歴史

本日は十五夜です。「お月見」や「名月」や「仲秋の名月」ともいい旧暦の八月十五日に行われる行事です。ススキを飾り、月見団子や里芋・栗などを供えます。かつては月の満ち欠けによって月日を知り、農作業を進めていました。十五夜の満月は大切な節目でもあります。また一名「芋名月」とも呼ばれることから、イモ類お収獲儀礼とも考えられます。

今日はこのような曇り空なので今夜見えるか不安ですが少しの間でも雲がきれ月が見える事を祈ります。


梵鐘

2017年10月03日 | その他

当社の境内には梵鐘(ぼんしょう)があります。このような鐘はお寺にあり神社にはないものですが、神仏習合の名残りで境内に残っているのだと考えられます。

仏教と日本固有の神道とを融合調和することを神仏習合といいまた、神仏混交(しんぶつこんこう)ともいいます。

神仏習合をやめ、神道と仏教との区別を明確にする為、明治政府が明治初期に神仏分離の政策を行ってから神社とお寺と明確に分かれたと言われております。

 

参拝の方は自由に鐘を鳴らす事が出来ますが、あまり鳴らしすぎたり、遅い時間ですと近隣の方へご心配をお掛けしてしまいますので、その点だけご注意ください。


月の異名

2017年10月02日 | 

1月から12月、全ての月には数字で表す以外に漢字で表す『和名』『異名』というものがあります。

この10月は和名で『神無月(かんなづき)』。 “全国の神様が出雲大社に集まり縁結びの話合いをするため、各地で神様がご不在になる”という言い伝えがもとになったと言われていますが、この言い伝え、何が元になってそのような話が広まったのか定かではないというのが不思議なところです。

そもそも神無月というのも、この時期は収穫期でお祭りが多いため“神の月”と呼んだのが訛ったとか、夏が終わって“雷(かみなり)が無い月”と呼んだのが訛ったとか幾つかの説があるようで、なかなか一筋縄ではいきません。

神無月以外にも10月の呼び名(異名)は沢山あり、『神去月(かみさりづき)』『初霜月(はつしもつき)』『小春(こはる)』『時雨月(しぐれづき)』『上冬(じょうとう)』等々。

小春、などは随分意表を突いた呼び名のようにも思えますが、確かに陽射しももう柔らかくなって春の様に暖かく感じます。 日本語の奥深さを感じますね。


10月神社行事予定

2017年10月01日 | 神社祭事並びに行事予定

今朝の寒さは一段と秋を感じるような気温となり、月が替わった事を知らしめるようです。

神社では本日衣更えも行われ、昨月までとは装いを新たにして月次祭が行われました。

本日午前7時より斎行致しました。

今月の昭和天皇御製です。

座間周辺でも稲刈りを行っています。

各地の神社では11月23日に新嘗祭と言って今年収獲した新穀をお供えし神様に感謝申し上げるお祭を斎行するのですが、伊勢神宮ではその1月前頃の10月17日に斎行致します。

伊勢神宮では皇居御斎田にて今上陛下が栽培された稲穂を始め各地から献上された稲穂をお供えするのです。

市場でも新米が出回る頃となっており、神奈川県でも昨年特Aという最高評価をされた「はるみ」というお米が一昨日から販売されたそうです。

多くの手により作られた美味しい秋の味覚を神様への感謝とともに戴かれて下さいませ。

平成29年10月祭事予定

10月01日(日)07:00~月次祭
10月02日(月)安産戌の日
10月10日(火)11:00~皆原金毘羅神社例祭
10月14日(土)安産戌の日
10月14日(土)09:00~御神田にて稲刈り
10月15日(日)07:00~月次祭
10月26日(木)安産戌の日