十字架
旅先で 偶然隣り合わせた人
私は若く 仕事に誇りも希望も持っていた
所詮 偽善じゃないか
他人の世話してやって 自分たちは気持ちいいだろう
辛らつな言葉が 胸をえぐった
俺は他人に任せなかった
この手で 二親を送り出したんだ
数十年の長きに渡る 介護介護の日々
交替してその日をしのぐ お前たちとは違うんだ
酒の勢いも手伝って
言葉の加速は止まらない
酒の勢いも手伝って
若い私は 押さえが効かない
そうかもしれない
だけど 私たちだって頑張ってる
そこまで言うなら
必要悪だわ
涙ながらに 啖呵を切った
必要ねえよ 本当の愛しかいらねえよ
他人の同情なんか いらねえよ
違う 違う 違う
心が 泣き叫んでたあの日
ふと 今あの「おやじ」を思い出す
本当にこれでいいのだろうか
私の中には 確かにおごりがあった
思い上がった私がいた
だけど
今忘れそうな 前向きな私もそこにはいた
あなたの言葉を忘れない
正しいかどうかなんて 分からない
私は これからも手探りであがいてく
所詮 他人の偽善だと
あなたの言葉を 十字架にして
旅先で 偶然隣り合わせた人
私は若く 仕事に誇りも希望も持っていた
所詮 偽善じゃないか
他人の世話してやって 自分たちは気持ちいいだろう
辛らつな言葉が 胸をえぐった
俺は他人に任せなかった
この手で 二親を送り出したんだ
数十年の長きに渡る 介護介護の日々
交替してその日をしのぐ お前たちとは違うんだ
酒の勢いも手伝って
言葉の加速は止まらない
酒の勢いも手伝って
若い私は 押さえが効かない
そうかもしれない
だけど 私たちだって頑張ってる
そこまで言うなら
必要悪だわ
涙ながらに 啖呵を切った
必要ねえよ 本当の愛しかいらねえよ
他人の同情なんか いらねえよ
違う 違う 違う
心が 泣き叫んでたあの日
ふと 今あの「おやじ」を思い出す
本当にこれでいいのだろうか
私の中には 確かにおごりがあった
思い上がった私がいた
だけど
今忘れそうな 前向きな私もそこにはいた
あなたの言葉を忘れない
正しいかどうかなんて 分からない
私は これからも手探りであがいてく
所詮 他人の偽善だと
あなたの言葉を 十字架にして