すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

キヨちゃん大忙し

2009-10-10 19:52:24 | うちのキヨちゃん
 この15日は父の一周忌である。その準備に私もキヨちゃんもバタバタしている。しかも九州からキヨちゃんの姉ふたりが12日から来るので、まあ法事で集まるのだから喜んでもいられないが、やはり普段会えない姉妹が来ることはキヨちゃんとしても待ち遠しい。
 今日は客布団を干したり、掃除をしたり、買い物したりと二人でバタバタしていた。そこへ親友ナースがものすごく久しぶりに訪ねてきた。
 実は彼女は今日再婚したのだ。そのため彼女も彼女でバタバタしていて、うちに来なかったのだ。キヨちゃん曰く
 「ええ人できたら、お前どころじゃないわえ(笑う)。」
である。彼女には
 「人が一回もいっとらんのに失礼なやっちゃ。」
と言っておいた。積もる話もあったのだが、お客扱いしない私たちは、せっかくだからと机を運んでもらったり、敷物を変えるのを手伝ってもらったり大助かりだった。
 そしたら夜お隣から豪勢な差し入れが来た。太刀魚6匹!しかも30センチはある。お隣のお兄さんは釣りが趣味で、ここしばらくは毎週収穫があり、その都度鯛だ、鯵だ、イワシだ・・・と差し入れがある。全くありがたい話である。
 キヨちゃんは魚をさばくのが得意なのでさっそく調理。私もおろせないことはないが苦手。しかも太刀は小骨が多いので下手くそな私では出来ない。だから後で掃除するだけだ。
 そのキヨちゃんも今日は買い物で豚のブロックを買っていた。普段使わない食材。
 「姉ちゃんの豚と大根の煮物は絶品じゃけん。炊いてもらうん。」
そう嬉しそうに話していた。
 一瞬少女になったキヨちゃんである。



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コメント (6)
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