すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

一周忌を終えて

2009-10-17 22:53:04 | ひとりごと
 落ち込む暇もなく、父の一周忌が終わった。一週間近く手伝ってくれていた九州の叔母たちも今朝家路に着いた。
 にぎやかだった分、元のキヨちゃんとリュウの生活は身にしみるほど寂しい。リュウも退屈そうである。
 今日はピンクの様子を見に、大阪方面から親戚が戻ってきている。夜になってキヨちゃんと私も様子を見に行った。今日は少し調子がいいみたいで、大阪の叔母のことは分かったようで頬ずりしたという。発語も全くといってなくなっているが、食べさせたゼリーに
 「美味しい」
と言ったらしい。
 ただ1週間も便が出ていない。摂食量はまずまずなのだが、運動していない上にいきむ力がなくなっているのだ。血圧は少し高い。お腹をしばらくのの字マッサージしてみたが催さないので、浣腸することにした。
 浣腸がないというので取りに帰る。浣腸、ワセリン、手袋。若嫁がナースなので声をかけた。
 「浣腸なら私で出来るけど、摘便がいるかもしれんけん、頼める?」
若嫁のサポートに回って、浣腸と摘便をした。思ったよりも固くはない便だったので、やはり力がなかったのだろう。少しずつ険しい表情になっていたばあやんも、摘便したら柔らかな表情になった。
 母親の仕事ぶりが気になったのか、中学生のななちゃん(キヨちゃんにたわしを食べさせられそうになったあの。)もやってきて、結果シーツ交換など手伝った。
 頑張って長生きしような。枕もとにはレッドとのツーショット。かつて電動車でお宮に行った時の物だ。きっと父も見守っている。
 落ち込んだり傷ついたりしてる暇・・・ないんだ。

2009/10/17の記事
コメント (5)
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