すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

昨日からの事

2015-03-12 22:27:53 | ひとりごと
 一昨日から、何だかとても長い時間が過ぎたような気がする。
 夜新幹線が雪で20分遅れたために、岡山で自販機の陰で凍えながら待つはめに。結局博多に着いたのは23時35分。ホテルにチェックインしてシャワーを浴びて、横になったのが1時過ぎ。
 寒さで目が覚めて4時からお湯を張り直して入浴して二度寝。6時に起きて8時10分の九州新幹線「つばめ」で新水俣に向かった。
 
    
     

 博多からは福岡の親戚と合流だったので不安が無かった。でないと、鹿児島は3歳の頃行っただけである。記憶に残っているのは、祖母の入院していた病院の白い壁と、かなりノスタルジックな土手の風景と、そこで出会った3本足の野良犬だけである。
 新水俣からはバスかタクシーなのだが、葬儀の時間もあるので間に合うようにタクシーで40分走った。
 葬儀場では、キヨちゃんの親戚が沢山いたが、私は「はじめまして」の人の方が多く、いちいち説明して貰わなくてはならなかった。こういう時、キヨちゃんだったら話が早いのに・・・と思いつつ、挨拶して回る。
 従兄の奥さんは、憔悴しきっていてとても話が出来る状態ではなかった。元々電話では何度も話をしているが、面識はない。他の親類も似たようなものだった。従兄は長い闘病生活ではあったが、年齢もまだ60代と若く急でもあったので、ご家族の辛さも痛々しい。
 今回は遠くから来た事もあって、お焼き場へは遠慮した。一緒に来た親戚とバスの時間を待つ間に、タクシーで祖母の墓参りに行った。私は初めての墓参りである。
 それからバス待ちの間に食事をするつもりだったが、バス停周辺に店が全くなく、コンビニさえない。そして、新幹線が止まる駅だと言うのに、新水俣駅にはみやげ物屋しかなく、駅に着いてから少し歩いてファミレスで昼食を摂ったのが14時半だった。
 15時33分の新幹線で帰路に着き、博多で親戚と別れて岡山に着いたのが18時半頃。19時過ぎの南風号で池田に着いたのが20時27分。
 くりりんの迎えで家に帰ると、キヨちゃんは寝ずに待ってくれていた。遺影だけを携帯に納めてきたのでそのきれいなお顔を見せてあげた。私の知っているふみこあいやん(キヨちゃんの一番上の姉さん)にそっくりなお顔。そして私の知らない、おじさんにもそっくりだとキヨちゃんが泣いた。
 春になったら、キヨちゃんを連れて行こう・・・。

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コメント (4)
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