すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

大惨事?!

2015-11-26 22:33:08 | うちのキヨちゃん
 参った・・・。今やっとシャワーを浴びて人心地ついた。
 今日は1時間ほどの残業だったので、特に何も思わず帰ってきた。悪年寄ってきているキヨちゃんは、残業して帰ると拗ねるので、
 「お疲れ様。」
ではなく、
 「おっそいのお!何時まで仕事しよるんぞ。」
となる。
 それが、今日は早いので大丈夫だと思っていた。家に帰ると、この前お世話になった従兄から福岡のめんたいなどが送られてきていた。お礼の電話しなくちゃね~と、くりりんと母屋に行く。その時くりりんから、
 「おっきいネズミが出たみたいだよ。」
と報告があった。何かと思ったら、どうやら二人が出勤している間に、私たちの部屋に来ていたようだ。除湿機をタイマーかけていたのだが、コンセントから抜かれていたらしい。
 私は良いのだ。いや、良くは無いが、娘の部屋に入る事はいいとして、所帯を持ったからには、二人のテリトリーに勝手に入ったり、勝手に色々されるのは気分が悪い。
 さらに、
 「今日はお前らの部屋の窓がすごく汚かったけん、掃除に1日かかった。」
と文句を言われた。疲れていたので、喧嘩になってしまう。
 掃除が十分でないのは私が悪い。しかし、休みはほとんどキヨちゃんの用事である。出来る範囲で家事もしているが、元々下手な上に段取りも悪いのだから追いつくはずが無い。掃除したと思ったら、草があると言われ、草とりしたら窓が・・となる。
 何よりわたしたちの部屋にまで干渉しないで欲しいが、キヨちゃんにはまだ「私の家」に間借りさせている感が満載で、それも癇に障る。
 結局私がくりりんになだめられて母屋に戻った時には、キヨちゃんはご飯も食べずにふて寝していた。しかし、食事をしなくても心配はしない。そういう時必ず夜中にちゃんと何か食べるからだ。ただ誤算だったのは、確信は無いがどうやら飲酒をしていたらしいと言う事だった。しかも安定剤も。
 人が寄る予定があったので、キヨちゃんのいない母屋でくりりんと過ごしていた。来客も済んで、そろそろ部屋に行こうかと思っていたら、ゴロン・・・という音。激しい音ではないので、転倒したのではないと思うが、明らかにキヨちゃんが滑落したか何かを転がしたのだと分かった。
 部屋に行くと、部屋の中央で座り込んでいる。
 「ことうないん?(大丈夫なの?)」
 「うん。」
観た感じ怪我はなさそうだ。ベッドから布団や手鏡が転がっていたので、それらを直して周囲を見ると、ベッドサイドに水たまりがあった。
 キヨちゃんは、夜水分を部屋に持って行くのは良いが、水筒やペットボトルではなく湯のみで持ちこむと気がある。こういう時、転がったら水浸しじゃないか。
 くりりんにも応援を頼んで、拭き掃除をしながら二人で転がったはずの湯のみを探したが見つからない。すると暫く探していた私に、
 「母ちゃん、しっこ漏らした。」
と言ったのだ。
 えええ!ってことは、これはお茶でも水でもなくおしっこですか???!!!
 さあ、それから部屋を掃除して、ぐだぐだのキヨちゃんを清拭して、二人でベッドに運んだ。ラグから衣類まで洗濯し、ほっとしてしばらくしたら、また部屋の電気がついている。
 行ってみると、自分で着替えてベッドにもぐりこんでいるキヨちゃんだったが、トイレから部屋までが大惨事となっていた。キヨちゃんは濡れてなかったので、この際清拭はパスして、トイレ掃除から部屋まで掃除し、また一式洗濯だ。
 今からまだ3回目の洗濯が待っている・・・。参った。

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コメント
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