泣いて血を吐く？？

　最近、くりりんと夜暗くなってから表に出ると、山から鳥のさえずりが聞こえてくる。鳥はフクロウでもない限り、夜行性ではないと思っていたので、夜鳴く鳥ってなんだろう？もしかしたら鳥ではなく、小動物だろうか？とも思っていた。
　そして、その鳥は昼間にも鳴いているので、気になって調べてみると、どうやらホトトギスらしかった。ちょっと意外だった。
と言うのも、ホトトギスの鳴き声は、それ自体が「不如帰」と聞こえたり、「てっぺんなんとか？？」と聞こえると教わった記憶がある。
　また、確か誰かに（友達とかではなく、教師だったと思う）に、
　「鳴き声は綺麗じゃなく、血を吐くような声。」
と教わった記憶もある。まあ、これは、「鳴いて血を吐くホトトギス」から連想したのであろうし、その後他の友人から、
　「違うよ～。口の中が赤いから血を吐くなんだよ。」
と聞いてはいた。
　ホトトギスと言えば、信長や秀吉などの性格を表した句が有名だ。それに、なぞらえて末裔の織田信成くん（スケート）が、
　「鳴かぬなら　それでいいじゃん　ホトトギス」
と言ったとか言わなかったとか。しかし松下電器の創始者はそれより昔に、
　「鳴かぬなら　それもまたよし　ホトトギス」
と歌ったらしい。なるほど・・・。
　しかし、こんな山の中にいても、鳥の声も知らないものだ。姿などはもっと知らない。スズメやつばめ、ヤマガラみたいにそばで観る事が無いからかな。
　それにしても、あの声から「てっぺんなんとか」とか「ほ、と、、とぎす」と聞こえたと言うのは本当だろうか？？
　どう聞こえますか？？

＊キヨちゃんにおくるみされたくろべえ。
　　　　　



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