すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

親切な人のリレー

2016-06-08 21:13:43 | うちのキヨちゃん
 今日はキヨちゃんの受診だった。と言っても主治医ではなく、何か月に一度かかっている病院で、キヨちゃんがバスでも一応行けるので、休みはとっていない。日が決まっているわけではないので、今までだったら私の休みに合わせて行けばいいのだが、ここしばらく平日の休みは主治医の受診日だけだったので、合わせられなかった。
 ただ幸いなことに、たまたまくりりんの休みが入った。とは言え、連日仕事続きのくりりんも歯医者や用事があり、とりあえず行きは送るので帰りは自力で帰ってね・・・という事になった。
 それでも、バス停まで送ってもらってもそこから自力で行く事を思えば、十分助かるとキヨちゃんは大喜びだった。
 さて、いざ病院に着いてみると現在書面玄関は工事中。回りまわって新しく出来たらしい玄関(こちらがどこか私はまだよく分からない)にキヨちゃんを下ろしたと言う。
 キヨちゃんも勝手の分からない病院で右往左往し、受診したまでは良いが、今度は調剤薬局や出口がさっぱり分からない。しかも工事中だから近くのドアから出られない。
 困り果てたキヨちゃんは、フロア担当の人に相談。するとキヨちゃんの手を引いて調剤薬局まで送ってくれたと言う。しかも、階段は、
 「気をつけてくださいね。」
と声掛けしながら送ってくれたと言う。
 その後、流石にバスでは帰るのがしんどかったキヨちゃん。タクシーを拾うと、感じのいい若者。
 「信号にかかると値段が高くなるんじゃってな。それが青~青~青~でなあ。」
とキヨちゃん上機嫌。色々丁寧に話してくれた若者は、金額もかなり安くしてくれたらしい。
 家に帰ってからは、前から頼んでおいた裏山の草刈りを近所の人がしてくれた。ついでに芝まで刈ってもらったら、夕方18時ころまでかかったと言う。本当に丁寧な仕事で、遅くもなったので、後は子供たちがしますからと帰ってもらったとの事。
 てなわけで、残業して20時に戻った私に、
 「え?今帰ったんか?」
と寝室から出てきたキヨちゃん。これは残業したので機嫌が悪いのかと思いきや、
 「なんだ~。芝生の片づけしよるんかと思うた。」
・・・って、その時は何の話かも分からず(家に帰った頃はとっぷり暮れてました)。
 それから今日の出来事を色々聞き、本当に良かったねと話していた。
 私が残業している間、くりりんは明日の資源ごみを片づけてくれ、暗くなる前に刈った芝生を集めてはくれたらしい。後は運ぶだけ。買い物もしてくれていたので、キヨちゃんに私に行き、お休みを言うと、
 「これから芝生の掃除か?大変じゃなあ。」
・・・って!出来るかあ!明日の朝出勤前にくりりんと頑張ります。はい。

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コメント
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