すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

真央ちゃん、やっぱり真央ちゃん。

2017-04-12 22:49:55 | ひとりごと
 長くスケートファンをしていて、絶対に訪れる引退の時のショックは何度かあった。フェードアウトしてしまう(というか、私的に見かけなくなっただけだろうが)選手もいるが、やはり好きな選手が引退するのは辛い。
 かつて伊藤みどりちゃんがそうだった。特に当時は日本で唯一世界で戦える選手だったし、日本の誇りだった。年齢を重ね、結構無理なダイエットをしたらしいが、美しい女性になって若い選手と出ていた事を思い出す。その後、彼女は引退した。
 勿論、伊藤みどりさんが引退した後も、素晴らしい選手は出てきたが、彼女を失った喪失感はあった。そして、それは繰り返される。佐藤有香さんのように海外で活躍されていて、久しぶりにその姿を観た時は感動するパターンもあったが、スケートの表舞台から去っていった多くの選手は、やはり残念だった。
 だが、真央ちゃんはやっぱり真央ちゃんなのだ。彼女はその中でも稀有な存在だ。
 技術がある、華がある、表現力がある、努力を惜しまない、言い訳をしない、人に優しい、負けず嫌いで根性がある、なのに、素直で嘘が無い。
 彼女ほど愛されたスケーターもいないが、彼女ほど色んな酷い言葉を受けた選手もいないだろう。それほど強い選手であり、注目されるが故だ。その一つをとってみても、どこかで心が折れても仕方ない。
 子供の頃の、キム・ヨナさんとの映像を観ていると、汚い大人たちに翻弄された感が否めない。今の若い選手たちが国を超えて親友となっていることや、真央ちゃんに憧れていた海外の選手が、話しかけるようすを観る度に、こうやって試合を離れたらずっと友達でいられたろうに・・・と思う。
 しばらくロスは続くだろうな。当然チケットなんか取れないだろうしなあ・・・。観たいなあ・・・、生で彼女のスケート。

にほんブログ村ここをクリックしてお立ち寄りください。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする