今日はキヨちゃんとお出掛けの予定だった。私の住んでいる所は四国の中心で、どっちへ行っても同じようなところだ。
先日近所の人が愛媛県の新宮村へ行って来たとお土産を貰ったのだが、キヨちゃんはその場所が懐かしかったらしい。と言うのも、当時(もう50年近く昔)親子3人で隧道工事の現場にいたと言うのだ。うっすらと近所のお友達の記憶はある。
「行ってみたいなあ・・・新宮。」
と言うので、ならば新宮経由で川之江へ行けばいいや・・・と思いたった。
普段川之江へは池田方面から行く。しかし、県境近い親戚に行った時などは何度か山越えをして川之江に行った事があった。記憶としてはほぼ道なりだった。
それなら、その辺りを流しながら、ついでに有名な「霧の森大福」を、ヨリちゃん母さんや従兄、友人に送りたいな・・・と思ったのだ。
この大福、実に美味しいのだが人気商品でなかなか買えないとは聞いていた。実は私もいただき物でしか食べた事が無い。と言うのも、この店が本当に山奥でわざわざ行くのも大変なのだ。
くりりんにナビをセットして貰い、父の墓参りを済ませてからキヨちゃんと出掛けた。田舎道や山道は平気な方で、今日は曇りで涼しい事もあり快適なドライブだった。
ナビのお陰ですんなり店には到着。ところが、行ってみると長蛇の列。キヨちゃんは疲れるだろうから、店の中の長椅子に座って待ってもらった。
持ち帰り用はそれこそ長蛇の列なので、お使い物だけに並んだ。しかし、持ち帰りも贈答も「一人3箱まで」が鉄則。キヨちゃんの姿がそこにあったので、かろうじて6箱ゲットし、何とか4軒に送る事が出来た。
小休憩は隣接する店で。実際にお菓子を作る工程をちょっと見学してから席に着いた。美味しい日本茶も取りそろえているが、抹茶オーレとチーズケーキ(プレーン、ほうじ茶)(キヨちゃんはケーキなし)にした。
と、ここまでは順調だったのだ。さて、ここから山越えして川之江へ・・・というところで迷子になった。いや、ナビがあるだろう・・・と思われる事だろう。実はこれに頼ったのがそもそも間違いだったのだ。
正確に言うとナビが悪いわけではないのだが、自信が無いのでナビをセットしたのだが、どうしても高速道路に乗せるルートを出すので、初動で一旦違う道を選んだのだ。結果、ナビはナビでこの道を通ってその目的地に行くには・・・と考えたのだと思う。
まあ、私の素人考えでは、ま逆だったら、
「逆ですよ、反対に走ってください。」
と教えてくれると思っていたのだ。ところが、すんなり、
「みちなりです」
何ていうものだから、ろくに道も見ずに山道をどんどんどんどん走ってしまった。
それにしても時間がかかりすぎないか?と気付いた時には何と高知県に入ってしまっていた。これは引き返してもどうしようもないと考え、結局高知県経由で大豊町からぐるりと愛媛県に戻ると言うルートをたどった。
元々、
「新宮から高速に乗ろう。」
とキヨちゃんが言っていたのを、
「すぐそこまでじゃけん、高速乗らんでも。」
と言っていたので、
「ほなけん、親の言う事聞かんのが悪いんじゃ。」
とキヨちゃんに笑われた。
通常なら乗らないのが賢明な判断だが、結果的にはキヨちゃんが正解だった。本当に自分の方向音痴の酷さに悲しくなる。
ようやく川之江に着いて、12時半に回転寿司に行ってみると8組待ち。それでもようやく美味しいご飯にありつけた。今日は当然私のおごりになるわな・・・。けど、可哀想に思ったのかガソリン代は出してくれた。
ところで、キヨちゃんの懐かしの場所は結局分からなかった。50年近く前だと記憶もだが景色も変わっている。そもそも場所の名前も分からない。
リベンジしたいな・・・と思うのだが、キヨちゃんが怖がって乗ってくれないかな?くりりんとかな、今度行くとしたら。
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先日近所の人が愛媛県の新宮村へ行って来たとお土産を貰ったのだが、キヨちゃんはその場所が懐かしかったらしい。と言うのも、当時(もう50年近く昔)親子3人で隧道工事の現場にいたと言うのだ。うっすらと近所のお友達の記憶はある。
「行ってみたいなあ・・・新宮。」
と言うので、ならば新宮経由で川之江へ行けばいいや・・・と思いたった。
普段川之江へは池田方面から行く。しかし、県境近い親戚に行った時などは何度か山越えをして川之江に行った事があった。記憶としてはほぼ道なりだった。
それなら、その辺りを流しながら、ついでに有名な「霧の森大福」を、ヨリちゃん母さんや従兄、友人に送りたいな・・・と思ったのだ。
この大福、実に美味しいのだが人気商品でなかなか買えないとは聞いていた。実は私もいただき物でしか食べた事が無い。と言うのも、この店が本当に山奥でわざわざ行くのも大変なのだ。
くりりんにナビをセットして貰い、父の墓参りを済ませてからキヨちゃんと出掛けた。田舎道や山道は平気な方で、今日は曇りで涼しい事もあり快適なドライブだった。
ナビのお陰ですんなり店には到着。ところが、行ってみると長蛇の列。キヨちゃんは疲れるだろうから、店の中の長椅子に座って待ってもらった。
持ち帰り用はそれこそ長蛇の列なので、お使い物だけに並んだ。しかし、持ち帰りも贈答も「一人3箱まで」が鉄則。キヨちゃんの姿がそこにあったので、かろうじて6箱ゲットし、何とか4軒に送る事が出来た。
小休憩は隣接する店で。実際にお菓子を作る工程をちょっと見学してから席に着いた。美味しい日本茶も取りそろえているが、抹茶オーレとチーズケーキ(プレーン、ほうじ茶)(キヨちゃんはケーキなし)にした。
と、ここまでは順調だったのだ。さて、ここから山越えして川之江へ・・・というところで迷子になった。いや、ナビがあるだろう・・・と思われる事だろう。実はこれに頼ったのがそもそも間違いだったのだ。
正確に言うとナビが悪いわけではないのだが、自信が無いのでナビをセットしたのだが、どうしても高速道路に乗せるルートを出すので、初動で一旦違う道を選んだのだ。結果、ナビはナビでこの道を通ってその目的地に行くには・・・と考えたのだと思う。
まあ、私の素人考えでは、ま逆だったら、
「逆ですよ、反対に走ってください。」
と教えてくれると思っていたのだ。ところが、すんなり、
「みちなりです」
何ていうものだから、ろくに道も見ずに山道をどんどんどんどん走ってしまった。
それにしても時間がかかりすぎないか?と気付いた時には何と高知県に入ってしまっていた。これは引き返してもどうしようもないと考え、結局高知県経由で大豊町からぐるりと愛媛県に戻ると言うルートをたどった。
元々、
「新宮から高速に乗ろう。」
とキヨちゃんが言っていたのを、
「すぐそこまでじゃけん、高速乗らんでも。」
と言っていたので、
「ほなけん、親の言う事聞かんのが悪いんじゃ。」
とキヨちゃんに笑われた。
通常なら乗らないのが賢明な判断だが、結果的にはキヨちゃんが正解だった。本当に自分の方向音痴の酷さに悲しくなる。
ようやく川之江に着いて、12時半に回転寿司に行ってみると8組待ち。それでもようやく美味しいご飯にありつけた。今日は当然私のおごりになるわな・・・。けど、可哀想に思ったのかガソリン代は出してくれた。
ところで、キヨちゃんの懐かしの場所は結局分からなかった。50年近く前だと記憶もだが景色も変わっている。そもそも場所の名前も分からない。
リベンジしたいな・・・と思うのだが、キヨちゃんが怖がって乗ってくれないかな?くりりんとかな、今度行くとしたら。
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