すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

秋祭り

2017-10-19 21:23:44 | うちのキヨちゃん
 今日は地元の秋祭りである。いつも地域によって日が決まっているので、平日は普通である。
 子供の頃は、自分の地域の祭りの日は早退して良かった。だから、毎日日替わりで誰かが祭りに帰り、他の子も学校が終わってから、おみこしを観に行ったりしたものだ。
 さて、当然大人になった今、平日は仕事である。役が当たっていたりすると、休んで手伝う場合もあるが、なかなかそうもいかない。特に今年は私は実母を送っているので、神事には関わるなとキヨちゃんに言われているので、全く縁のない話と思っていた。
 いつも祭りの時は、それなりに仕出し弁当をとったり、何かしらご馳走を作ったりする。ただ、そういう事もあったので、今回は何も考えていなかった。いつも弁当を手配するキヨちゃんも、お供えのお神酒を買ったり氏神様にお神酒を奉納したりしたが、仕出しの話はなかった。そして当日はお参りに行くなどで忙しいので、調理しなくていいようにと前の日からおでんを炊いていたキヨちゃんである。
 ところが、昨日夜帰ると、
 「お前ら明日はお祭りどうするんぞ。」
と言う。
 「どうったって、仕事やけん。」
と答えると、
 「あ~仕事仕事。お祭りじゃと言うのに、寿司の一つもない。母ちゃんは明日お参りしたら、〇〇ちゃん(親せき)の家で寿司をご馳走になるからええけど(・・と勝手に決めている)、祭りじゃのに白いご飯だけか?」
と言い出した。
 つまりこうだ。キヨちゃんは寿司でも作ろうと思っていたが、ちょっとしんどくなった。で、どくれたのだ。もっと早く言えば何とかなるが、前夜でしかも早い時間でもない。当日も仕事だし、今更・・・である。
 「仕事の帰りに刺身でも買ってこようか?」
と聞いたが、近い店のは高いから嫌だと言う。
 「そうは言うても仕事じゃけんな。他の人やって休めん人が多いわ。」
 「年に1回の祭りじゃのに、お前ら罰当たるわ!」
 「休みは母ちゃんの病院とかで使うとるわ。バチ当てるもんなら当ててみいじゃ。」
こんなバトルをちょっとしたが、その内キヨちゃんも忘れてテレビを観ながら機嫌も治った。
 そして、今朝には元気も出たのか、
 「今日寿司でも作っておくわ。」
と言っていた。
 流石に何かあった方が良いかな・・・と、仕事が何とか早く終われば買い物に・・・と思っていたら、くりりんから、
 「雨で早引けしたから、買い物に出られるけど刺身でも買おうか?」
と連絡がある。大助かりだ。買い物はくりりんに任せ、私は仕事を片づけ・・・切らなかったが、とりあえず残業はせずに、罰が当らない時間に家路についた。
 戻るとキヨちゃんの寿司は缶製品にはなっていなかった。と言うのも、「ご馳走になった」親戚から、沢山のお寿司やお赤飯が届いていたのだ。そこにくりりんのお刺身もあってばっちりだったので、作りかけの材料は明日使いまわすと言っていた。ご飯は冷凍に。
 さて・・・。明日は早く仕事に行かなきゃ。今日仕事を沢山残してきたのだ。しかも明日からフィギュアなので、キヨちゃんに言われるまでもなく残業したくない。
 とは言え・・・月末モード。頑張らなきゃ。

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コメント (2)
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