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すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

せっかくの雨降りだから

2017-10-28 20:17:47 | うちのキヨちゃん
 今日私はお休み。くりりんはお仕事。
 「お天気だったらなあ、すずが休みじゃけん、茶畑に行こうと思いよったのに。」
と親戚に電話するキヨちゃん。正直雨で良かったとほっとする。
 何となく心身共に「お疲れモード」な私にくりりんは、
 「ゆっくりのんびりしなよ。」
と言って出掛けてくれた。ろくなお弁当も持たせない妻に有難い話である。
 午前中キヨちゃんと買い物に出かけた。午後は雨降りで何も出来ないので、近所のお友達に白菜を届けたいとキヨちゃんは言っていた。当然私が送っていくのだし、
 「ほれならおばちゃんがかんまんのなら(いいのなら)、遊ばせてもろうたら?迎えに行くし。」
と手土産のケーキも買った。
 お昼を済ませてしばらくはフィギュアスケートGPシリーズのカナダ大会を一緒に観ていた。(フィギュアの話をすると長くなるので・・・)
 観ているうちにキヨちゃんは出掛けるのが億劫になったらしい。そもそも白菜をあげると言いつつ、収穫はまだしてなかったらしい。
 しかし、暇つぶしに親戚に電話したり色々していたが、結局もてあましたキヨちゃんは、意を決して小雨の中収穫に。そして一緒に出掛けた。
 キヨちゃんのお友達も雨でする事が無いからと、納屋でジャガイモの手入れをしていた。キヨちゃんの訪問をとても喜んでくれたので、キヨちゃんだけ置いて帰る。
 「もう3時前じゃし、1時間くらいじゃけん。また電話するけん。」
と言っていたものの、行けば積もる話もあるようで16時を過ぎても電話がかかる気配もなく、流石に相手方にご迷惑だろうとこちらから電話した。
 「もしもしすず?」
と、自分の家の電話のように出るキヨちゃん。
 キヨちゃんは後縦靭帯骨化症、おばちゃんはパーキンソン病。そうでなくても歳を取るとご近所でも歩いて行くのは大変だ。ましてや歩行に難の有る二人は、近所と言いつつなかなか会えない。おじさんにはご迷惑かも知れないが、時々こうして会わせてあげたい。
 戻ってきたキヨちゃんに、今度はアピールしまくるくろべえだった。

     

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コメント (3)
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