すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

くりりんの失敗

2018-01-13 20:30:56 | うちのキヨちゃん
 今朝は起きてみると雪だった。とは言え、車を出せないほどではない。今回の雪はこの辺りはそれほどでもない。
 珍しくくりりんは土曜日なのに休み。土日休みなんて絶対と言うほど休みじゃないのに、何だって私の出勤の土曜に当たるかな。
 とりあえず、私は仕事に出た。
 今日結構な山間部に訪問2軒のお約束だったが、どちらも積雪で中止となった。なので溜まっていたデスクワークを。
 いつもいつも残業なので、今日は早く帰ろうと定時で終わった。くりりんに電話。
 「いつも私の帰りに合わせてお風呂を母さん待つから、先に入れてあげて。」
 「オッケー。」
お風呂はくりりんの湯加減が一番いいとキヨちゃんの太鼓判なのだ。
 さて、帰りつくと、
 「お母さん、もう少し後で入るって。」
とくりりん。なので、下準備してくれている夕飯を引き継いで調理する。一緒にご飯の時、キヨちゃんがぼやいた。
 「今日な、くりちゃんがおるけんど、ろくに食べるものもないし、タクシーで出掛けて買い物に出たん。何ちゃないけん、いつも四角いラーメン(袋麺)じゃけん、今日は丸いの(カップ麺)2つ買うてもんて、一緒に食べようと思うて呼びに行ったらおらん。もう腹が立って腹が立って。ようまあ、湯入れる前で良かったわ。」
 どうやらくりりんはくりりんで、キヨちゃんが出掛けたのを知らなかったらしい。キヨちゃんも初めからくりりんが休みと知っていれば、
 「乗せて行って」
と言う所だろうが、タクシーを呼んでから気付いたに違いない。なのに、いないので余計腹が立ったのだろう。
 さらに、食後お風呂に入ったキヨちゃん。出てきて一言。
 「くりちゃん、スイッチ切っとったな!」
 うちのお風呂はボイラーで沸かすが溜め湯である。キヨちゃんは身体が小さいので、結構お湯を沢山入れてあげないと肩まで浸からない。それを知っているので、いつもはくりりんもたっぷりお湯を入れる。
 しかし、冬場湯が冷めやすいので少なめに入れて差し湯をした方があたたまる・・・と少なめにしたらしい。ところが、肝心のスイッチを、
 「もう少し後で入る。」
の一言で、勿体ないからと切ったまま忘れていたのだ。
 さて、お風呂に入ったキヨちゃん。差し湯をしてもどんどんぬるくなる。そりゃそうだ水だもの。
 「寒うなったわ!」
行ってみると湯温は36度・・・おお、人肌。そりゃ寒いわな。
 「怒っちゃダメだよね~。」
と呑気なくりりんは後で言っていたが、
 「今日のはくりりんが悪い!」
である。

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コメント (3)
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