すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

炬燵の誘惑

2018-01-15 20:45:23 | ひとりごと
 この季節、炬燵があるとついついうたた寝してしまう。確か「のだめカンタービレ」でも、そういうくだりがあった。
 うちの場合、母屋は炬燵だが、キヨちゃんの部屋はフローリングでエアコン、私たちの部屋は畳で小さいホットカーペット、寝室はフローリングでエアコンである。
 母屋で3人でテレビを観ていても、食後横になるくりりんは時々、いや結構な確率でうたた寝する。私も洗い物なんか無ければ、絶対寝てしまう。キヨちゃんはうたた寝しても案外すぐ起きる。
 で、自分たちの部屋では炬燵が無いので、普通はうたた寝はしないものだろう。それが、ホットカーペット、しかも1畳しかない小さいものの上で、ふたりがふたりともうたた寝してしまうのだ。困ったもんである。
 さて、ある担当様の話である。担当様は一人暮らしだが、認知症がある。朝、ベッドから起きるのがこの季節辛いのは分かる。起きて来て居間の暖房をつけたら、着替えが億劫になってしまうのだ。
 なので、寒い場所で着替えなくていいように、ヘルパーさんは着替えを居間に準備するようにした。それで、着替えについては解決したのだが、はたと疑問が残った。
 この方、決してこたつやエアコンの誘惑には負けないのだ。お布団の誘惑に負けるのに、決して炬燵で寝たりはしない。そして着た物のまま寝たりもしない。
 つまり寝る時はちゃんと居間から寝室に行って、パジャマに着替えてお布団に入る。ただ、朝はその逆が出来ないのだ・・・。
 炬燵でうたた寝する私たちと比べて、本当にきちんとしているなあと思うのだが、そこらへんが不思議である。

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コメント (3)
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