すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

キヨえもん??

2021-11-25 20:44:54 | うちのキヨちゃん
 ここ最近、キヨちゃんは食欲がある。以前書いたように、夜中にプリンなどを食べていることもあるほどだ。
 今朝くりりんが、
 「夕べ、お母さん何食べたかな?テーブルが汚れてる。」
と拭いていた。
 「バナナは?」
 「いや、本数ある。」
 「プリン・・・、いや数あるなあ。」
 「夕べのご飯は残ってるし、おかずは母さん食べるもの無いから・・・、何だろうね。」
 そんな会話をしつつ、私はキヨちゃんのお昼御飯用のおかずを作り、朝用のサツマイモを蒸かしていた。そこへキヨちゃん起きてくる。おかずを見ながら、
 「ええ~、母ちゃん肉はいらんのに・・・。」
と言う。今日のおかずはほうれん草と豚肉の炒め物だ。しかし、お皿に盛ると、
 「熱々美味しいよな。今なら美味しいよな。」
と食べる気満々。けれど、キヨちゃんのお箸が見つからない。
 「母さん、箸どこに置いた?」
 そう聞くとおもむろにキヨちゃん。
 「ここにあるよ。」
とポケットから箸を取り出した。
 ドラえもんか!
 結局朝から蒸かし芋1本、ほうれん草と豚肉の炒め物少しとご飯少々食べたキヨちゃん。さて、その箸を使って、夜中何を食べたのか寝室を見に行くと、ミニカップうどんの空がゴミ箱にあった。なるほど~。

 夜はキヨちゃんの大好きな肉うどんに野菜てんぷらを作った。珍しくお酒を半分しか飲まなかったキヨちゃん、
 「もうお腹いっぱいじゃけん、うどんの残りと天ぷらの残りは明日においてくれ。」
と言う。
 それで片づけたのだが、今日はキヨちゃんの好きな米の粉のお団子(タカキビ、ヨモギ、白)を買っていたので、
 「お土産あったんやけどなあ・・・。」
と見せた。
 「母ちゃんタカキビ。」
と即答。
 団子は別腹の我が家のキヨえもんだった。

     


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コメント (3)
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