すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

11月29日と30日という日

2021-11-30 19:43:07 | ひとりごと
 昨日はとても大切な方の命日である。そして、今日と言う日はその方の誕生日だ。
 その方が亡くなった事を受け入れている私と、急激に悲しみに襲われる日がまだあって、受け入れ切れていない私がいる。
 年内にあと二日ほど年休を取らなくてはならなかったこともあり、頑張って仕事を片づけて昨日は年休を取った。
 私が一人なら、ゆっくりとその方をしのんでもいいが、キヨちゃんがいたらそうもいかないので、仮にくりりんが休みが取れたら、3人で鯖大師さんにお参りに行こうかとくりりんと相談していた。キヨちゃんが行きたがっている場所だし、私もこっそりその方の供養も出来ると考えていた。
 けれど残念ながらくりりんは仕事になり、
 「ゆっくり出掛けて、気分転換しておいで。」
とくりりんが言ってくれたので、キヨちゃんには内緒で出かけた。
 途中劇団時代の先輩に電話。急な連絡だったのに、昼からの仕事だからとランチに付き合ってくれた。とりとめもない会話はとても心が安らいだ。ふと、
 「この前会ったのはいつだっけ?」
という話になり、
 「コロナになってから私は一切こっちに来てないから・・・。」
と思い出して、はっとした。その日は「あの方」の誕生プレゼントを買いに来ていたのだ。その時にランチしたのだった。残念ながらそのプレゼントは届くことは無く、昨日は私の胸にかけていた。
 忘れようと出掛けたわけではない。引き合わせてくださったのかな?とちょっと思う。
 久しぶりのウインドーショッピング。コロナ以来なので店は変わり、捜し歩くことになる。本当は友人と買い物出来たらもっと楽しかったが、久しぶりの生き抜きは嬉しかった。
 途中仕事がらみの急ぐ連絡が入り、帰りに担当様のかかりつけ医を訪ねた。それから帰路に。
 供養・・・にはならなかったけれど、心穏やかに過ごせたことを、きっとあの方も「それでいいよ」と言ってくださる気がする。

*今夜はキヨちゃんの知人から差し入れがあった。

     

*和洋折衷になっちゃうけど、なんちゃってエビチリと中華スープを。

     

     

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コメント (3)
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