すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

それは無いぜ、キヨちゃん!

2023-10-14 19:23:47 | うちのキヨちゃん
 今日は朝から近所のおじさんが芝生を刈りに来てくれていた。私は芝生は少し伸びていても(伸びすぎは嫌だけど)、良いと思うのだが、キヨちゃんは昔の中学生の野球部の頭みたいに、ツンツンに短くしないと気が済まない。これ、もはや芝生の意味ないのではないか?とすら思う。
 その上、刈った芝は良い肥やしになるからゴミ袋に集めておいてと頼んでいたが、キヨちゃんが用意していたのは今使っている指定袋。これ、1枚33円もするのだ。
 「母ちゃん、こらえて!ゴミ袋は古いのにして。」
と変更になって使えなくなった昔のゴミ袋を用意した。
 芝生は決して広い土地ではないのだが、草と違って密集して生えているので、とにかく時間も燃料も倍かかるとおじさんが言っていた。そんな作業しながら草を集めるのは大変だと、おじさんが刈った後を私が草を集めることにした。
 すると、お昼前にはギリギリ作業が終わったのだが、私がいない事を心配し、
 「どこにおったん。蛇に咬まれたんじゃないかとか、心配した。」
とキヨちゃんが探していた。
 「いや、おっちゃん一人じゃ大変じゃけん・・・。」

 午後はカラオケの予定だったのだが、おじさんの午後の作業が終わるまでには戻れるからと行くことになった。なので、誰かしらおやつを持ってきてくれるので、かぼちゃでプリッツを作ろうとチャレンジ。ところが、配分を間違えたか出来上がりは香川県の瓦せんべいか堅パンかと思うほどの硬さで、味は悪くないがこれは人様に出せるものではないと諦めた。

     

 すると別の方がそれはそれは見事な栗の渋皮煮を持ってきてくれていた。私も作ることがあるが、これは本当に手間がかかるし、私は途中でつぶしてしまったりする。しかし、栗も立派だし売り物のようにきれいで美味しい仕上がりだった。あんまり美味しかったので、くりりんのお土産に私の栗を1個残して置いた。キヨちゃんも食べきれず2個残していたので一緒に持ち帰ることに。まあ結果オーライだ、あんなひどいお菓子を持参しなくて良かった。
 カラオケはいつも持参のお茶で済ませるのだが、うっかり水筒を忘れた私。それならとポットにお湯を沸かしてくれ、皆もコーヒーを飲もうと言う話になった。
 ところが、男性陣は焼酎を作り始め、酒の好きなキヨちゃんの分も作ろうとしていたようで、近所の奥さんから、
 「大丈夫なん?」
と報告があった。危ない危ない。
 慌ててNGを出して事なきを得た。せっかく焼酎禁止にしているのだし、昼からは飲ませていないのだ。やれやれ・・・。
 そして、カラオケが終わって家に戻り、くりりんの栗を別にしていたはずなのに、
 「〇〇ちゃん(おじさん)、美味しい栗貰うたんよ。食べな。」
と2個お茶菓子に出すよう私に言った。見ると3個の内1個はキヨちゃんが食べかけている。・・・あ、くりりんの栗・・・。
 いや、おじさんにあげるのは全然いいのだ。惜しくは無いのだ。ただ、くりりんにあげたかっただけ・・・。残念。
 夕飯はカボチャでサラダをするつもりで出掛ける前にマッシュしていたのだが、いざ冷蔵庫を見るとハム類が無い。しかもゆで卵も作っていない。と言う事で、急遽コロッケに。

     

 今日はどうも調理に見放された日らしい。


介護ブログ 介護職へ ここをクリックしてお立ち寄りください
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする