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今日は姉の通院介助だった。実は予定していたわけではないのだが、たまたま昨日訪問したら、
「明日病院なん。バスの時間何回か聞いたけど・・・。」
と自信なさげに言う。
「子供は?」
「仕事。〇〇ちゃん(お嫁さん)に聞いてみようと思いよったんじゃけど、今朝から出掛けてて・・・。」
・・・って、明日の話じゃん。
「だから、前にも言うたけど、余程のことが無かったら私家におるんじゃけん、送迎出来るけん。」
と伝え、送っていくことになった。
LINEで長男にもそのことを伝えると、
「ありがとう。(嫁に)聞いてみなよって言うとったんじゃけど。」
と申し訳なさそうな返信が来る。こういうとこ、男子は分からないかなあ?嫁には気を遣うで。頼みにくいて。
姉は70代。十分高齢者だが、うちのキヨちゃんみたいな年寄りから観れば「若手」だし、おそらく家族の中では現役の母親のイメージから抜けていないのだろうとは思う。特に男の子の母親への過度の期待は良く見る。
勿論まだまだしっかりして欲しいし、自立して欲しいが、足も術後で前ほど元気に歩けるわけではなく、病気に関しては経過観察中とは言えステージ3の癌の術後である。少し理解や物覚えに自分でも不安を感じてきた姉が、病気の不安もあるだろう。そのくせ、前と同じように動けると思っている不思議。
前の時もそうだったが、今日もすぐ上の姉が汽車で病院まで来てくれた。多分、姉の心細さを心配している事と、誰かが一緒にいないとDr.の説明や何やを「スカタン」聞いてしまう不安があるからだ。この前はもう一つ上の姉も来てくれたことを考えても、私は一緒に暮らしてこなかった末っ子だが、姉妹って有難いなと思う。
さて、車を付けてから受付まで同行した。と言うのも前回、駐車場に入れる間に受付を自分でしてもらっていたら、検査をすっ飛ばして外来に受診票を出してしまっていたからだが、これにしても絶対受付で、
「ではまず検査から行ってください。」
と説明があるはずなのだ。
なので、今日はすんなり検査から行ったのだが、検査の後なかなか受診票をくれないな?と思っていたら、
「なかなか取りに来ないからどうしたのかと思いました。」
と探してこられた。え?普通、検体を取ったら受付印を押して返してくれない?と思ったのだが、採血をする時に上着をその場に脱いだまま、検尿にトイレに行ってしまい、上着を置いたまま椅子で待っていたらしいのだ。だから、戻って来るものと思われたらしい。あ・・・、一緒にいても油断できない。
それから診察を待つ間、体重測定と血圧測定を自分でしてデータを取ってきてくれと指示があった。
「今朝な、上が190もあってびっくりした。」
と姉。
「え?血圧って薬とか貰ってないん?」
「貰いよるけど、この前(手術で)入院してから(かかりつけ医に)行ってない。薬も退院してから飲んでない。」
・・・・・。何でじゃ。
それから時間をかけて測定したらしく、3回測って一番低い(それでも上168)を出していた。
「あのな、薬貰いよるんだったら飲まないかんよ。何でやめたん。」
「いや~、抗がん剤と一緒に飲んでええのか気になったし、自力で治そうかな~と。」
「自力で治せるか!」
で、来た看護師さんに事情を説明し、血圧も3回分手渡した。
「だってこんなに高いのは初めてなんでよ。普通は126とかなん。」
と言うが、それなら何故降圧剤が処方されているのか?という疑問。
「普段、どの位血圧測りよん。」
「いつもは測ってない。」
・・・なら、いつも普通かどうか分からんやん。
「あのな、血圧は朝夕決まった時間に毎日測って調整してもらわな。薬を飲んでたから正常だっただけと違うん?」
なんてやり取りが続いた。
とりあえず、それから診察。検査結果は良好なようで次回受診日も決まった。とりあえずは薬が無くなる前にかかりつけ医を受診して降圧剤を貰わなくては。
色々時間がかかり、お昼を食べて少しだけ買い物をして戻ったら、気持ちよく送り出してくれたはずのキヨちゃんが拗ねていた。こんなこともあろうかと、すぐ上の姉が用意してくれていたお土産を渡すと、少し機嫌が直って早速食べていた。
これが、姉の状態を知っていればキヨちゃんも拗ねたりはしないのだろうが、知ってしまうと動揺するだろうから「ポリープ切除」としか説明していないのだ。だから、色々疑問に思うのだろう。と言うか、キヨちゃんは前に足の手術も姉はしているので、足の術後経過のためと思っているらしい。
何にしても色々とややこしい。そして姉の通院介助をする度にちょっとデジャブに陥る。何の血のつながりも無いのだが、あの明るさ、能天気さ、天然さ・・・。姉もキヨちゃんのようになる気がする・・・・。
ここをクリックしてお立ち寄りください。
「明日病院なん。バスの時間何回か聞いたけど・・・。」
と自信なさげに言う。
「子供は?」
「仕事。〇〇ちゃん(お嫁さん)に聞いてみようと思いよったんじゃけど、今朝から出掛けてて・・・。」
・・・って、明日の話じゃん。
「だから、前にも言うたけど、余程のことが無かったら私家におるんじゃけん、送迎出来るけん。」
と伝え、送っていくことになった。
LINEで長男にもそのことを伝えると、
「ありがとう。(嫁に)聞いてみなよって言うとったんじゃけど。」
と申し訳なさそうな返信が来る。こういうとこ、男子は分からないかなあ?嫁には気を遣うで。頼みにくいて。
姉は70代。十分高齢者だが、うちのキヨちゃんみたいな年寄りから観れば「若手」だし、おそらく家族の中では現役の母親のイメージから抜けていないのだろうとは思う。特に男の子の母親への過度の期待は良く見る。
勿論まだまだしっかりして欲しいし、自立して欲しいが、足も術後で前ほど元気に歩けるわけではなく、病気に関しては経過観察中とは言えステージ3の癌の術後である。少し理解や物覚えに自分でも不安を感じてきた姉が、病気の不安もあるだろう。そのくせ、前と同じように動けると思っている不思議。
前の時もそうだったが、今日もすぐ上の姉が汽車で病院まで来てくれた。多分、姉の心細さを心配している事と、誰かが一緒にいないとDr.の説明や何やを「スカタン」聞いてしまう不安があるからだ。この前はもう一つ上の姉も来てくれたことを考えても、私は一緒に暮らしてこなかった末っ子だが、姉妹って有難いなと思う。
さて、車を付けてから受付まで同行した。と言うのも前回、駐車場に入れる間に受付を自分でしてもらっていたら、検査をすっ飛ばして外来に受診票を出してしまっていたからだが、これにしても絶対受付で、
「ではまず検査から行ってください。」
と説明があるはずなのだ。
なので、今日はすんなり検査から行ったのだが、検査の後なかなか受診票をくれないな?と思っていたら、
「なかなか取りに来ないからどうしたのかと思いました。」
と探してこられた。え?普通、検体を取ったら受付印を押して返してくれない?と思ったのだが、採血をする時に上着をその場に脱いだまま、検尿にトイレに行ってしまい、上着を置いたまま椅子で待っていたらしいのだ。だから、戻って来るものと思われたらしい。あ・・・、一緒にいても油断できない。
それから診察を待つ間、体重測定と血圧測定を自分でしてデータを取ってきてくれと指示があった。
「今朝な、上が190もあってびっくりした。」
と姉。
「え?血圧って薬とか貰ってないん?」
「貰いよるけど、この前(手術で)入院してから(かかりつけ医に)行ってない。薬も退院してから飲んでない。」
・・・・・。何でじゃ。
それから時間をかけて測定したらしく、3回測って一番低い(それでも上168)を出していた。
「あのな、薬貰いよるんだったら飲まないかんよ。何でやめたん。」
「いや~、抗がん剤と一緒に飲んでええのか気になったし、自力で治そうかな~と。」
「自力で治せるか!」
で、来た看護師さんに事情を説明し、血圧も3回分手渡した。
「だってこんなに高いのは初めてなんでよ。普通は126とかなん。」
と言うが、それなら何故降圧剤が処方されているのか?という疑問。
「普段、どの位血圧測りよん。」
「いつもは測ってない。」
・・・なら、いつも普通かどうか分からんやん。
「あのな、血圧は朝夕決まった時間に毎日測って調整してもらわな。薬を飲んでたから正常だっただけと違うん?」
なんてやり取りが続いた。
とりあえず、それから診察。検査結果は良好なようで次回受診日も決まった。とりあえずは薬が無くなる前にかかりつけ医を受診して降圧剤を貰わなくては。
色々時間がかかり、お昼を食べて少しだけ買い物をして戻ったら、気持ちよく送り出してくれたはずのキヨちゃんが拗ねていた。こんなこともあろうかと、すぐ上の姉が用意してくれていたお土産を渡すと、少し機嫌が直って早速食べていた。
これが、姉の状態を知っていればキヨちゃんも拗ねたりはしないのだろうが、知ってしまうと動揺するだろうから「ポリープ切除」としか説明していないのだ。だから、色々疑問に思うのだろう。と言うか、キヨちゃんは前に足の手術も姉はしているので、足の術後経過のためと思っているらしい。
何にしても色々とややこしい。そして姉の通院介助をする度にちょっとデジャブに陥る。何の血のつながりも無いのだが、あの明るさ、能天気さ、天然さ・・・。姉もキヨちゃんのようになる気がする・・・・。
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