Dream Gate ( 中野 浚次のブログ )   

本日はようこそ開いてくださいました!お芝居のことグルメを語ります!


          

初夏の須磨寺

2011-05-23 | おでかけ

 


新緑に誘われて、須磨寺に行ってきました。
朱色の龍華橋を渡れば仁王門。

ここ須磨の台地は古くから須磨の上野と呼ばれてました。
山号はこれにちなんで上野山。
地元の人は参詣のことを「お山に登ってきはりましたか」という。



この季節青葉若葉に包まれて、宝物館が少しだけ顔を見せています。
宝物館には源平ゆかりのお宝がいっぱい。
注目したいのが、平敦盛の青葉の笛。
源平合戦にまつわる資料なども。


 

本堂 本尊は聖観音。886年に光孝天皇の勅願寺として間鏡上人が創建したとか。




無病息災を祈願する香炉場です。
線香の煙が目にしみます。
ふと東京・巣鴨のとげぬき地蔵のことを思い出しました。



手水処(手や口の清める場所)。
弘法大師御陵に祈ると、清浄で豊富な水が湧出たとか。
その水を大師様にちなんで「五鈷水」と名付けたそうです。


阿しゅく如来(あしゅくにょらい)

阿しゅく如来の造像は五仏(五智如来)の一つとして造像されたとか。
阿しゅく如来単独の造像や信仰はあり得ません。
右手の手の甲を外側に向けて下げ、指先で地に触れる。
煩脳に屈しない堅固な決意を示すポーズだそうです。



換えて後より。 熊谷直実。 遁さじと。 追っ駆けたり敦盛も。 馬引き・・・・

ご存知の謡曲『敦盛』の有名な一節です。
境内には源平の庭が作られ、平敦盛と熊谷直実の一騎打ちのモニュメントも。

平敦盛は時に16歳の若武者。
無冠の太夫とよばれ、笛の名手でもあった。
(画像/左 平敦盛  画像/右 熊谷直実)



須磨寺は、別名「おもろい寺」ともよばれています。
五猿(見ザル、言わザル、聞かザル、怒らザル、見てごザル)とか。
借金で困っている人がカエルの首を回すと、悩みが解消するという「いじかえる」がある。
画像の彫像もその一つ。
無残にもところどころ破損しており、これとて阪神淡路大震災の爪痕なんです。


      ちょっと休みませんか

毎月20、21の両日は「お大師さん」の縁日です。
この日は須磨寺商店街もたいへんな賑わいです。おばあちゃんの「原宿」といわれる東京・巣鴨の地蔵通り商店街ほどではありませんが(笑)。
須磨寺にやってきたからは、ぜひ食べてもらいたい旨いお店を紹介しますね。
さてさて「食べログ」のはじまりはじまり・・・・・・






о喫茶「わわ」(←画像/上)・・・・ママさん一人でやっている小じんまりした喫茶店。

客の目前で豆から挽いたコーヒーをわかしてくれます。

それにBモーニング(ハムサラダ、ゆで卵、トースト)がおススメ。

小さなお店ですが、ママさんの人柄というか、温かいフンイキが気に入ってます。


о志らはま寿司(←画像/中)・・・・・毎月20,21日はテイクアウトのみ。予約をされることをおススメします。

以前このブログ(詳しくはコチラ)で紹介しましたが、この店のあなご寿しは絶品です。

志らはま巻、あなご寿司のセット”須磨の関守”がいちばんの人気商品。


о加島の玉子焼(←画像/下)・・・・・・この店の玉子焼は土産物に最適です。

300円、500円、1000円、2000円の袋で売ってます。

素朴なお菓子ですが、これぞ昭和の味・・てな感じ。とにかく食べだすと止まりません。

売れ筋No1は500円袋だそうです。

 

 

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さくら散歩   -大阪城公園ー

2011-04-15 | おでかけ

 

 


4月14日、最高気温23℃、さくら日和です。

日刊紙のだよりによれば、大阪城公園の桜は満開だという。

東北や北関東から離れた関西でも”お花見自粛ムード”がいっぱい。

東日本大震災を受け、今年は夜間のライトアップが中止された。

だけど『関西から元気を!!』(←意味不明)、勝手にそう思って、開き直って、いざ大阪城公園に花見へ!!

 


城壁が桜で包まれて・・・・・。

でもMaxをすぎたのでしょうか。  葉桜さえも・・・・。

 


腕を大きく伸ばして、トルコブルーの空を仰ぐ・・・・。



大阪城二の丸庭園。

本丸の西部にあたる部分を「二の丸」とよんでいます。

秀吉の正室「北の政所」がここに住んでいたといわれてる。



二の丸の西南部に重要文化財の千貫櫓があります。

その石段の桜がいにしえを偲んで、ひそと咲いてました。



10.000坪あるという西の丸庭園。

なかでも唯一の枝垂れ桜の大木です。




見てください!!    この麗らかな紅しだれを!!



西の丸にある桜のトンネルを歩きました!!  真夏日



城下の豊国神社の門前に咲いていた八重桜



奥に見えているのが天守閣への道。

花見シーズン真最中の大阪城天守閣は、外国人客の姿がまばら。

震災以降、前年に比べて3割~4割減とか。

 

 


大阪城の外堀。

水が恋しい季節になって来ました!!



桜の回廊と申しましょうか。

春いっぱいに包まれて・・・・・。



城見通りから見た桜並木です。



花見シーズンらしく、遊覧船が5分ごとに・・・。

客はす~べて日本人。

 



大阪は水の都。

桜から桜へへ   桜とんびじゃあるまいし・・・(笑)
でも大阪城へ来るたびに思います。
もし、あの時に秀吉さんが戦に勝っていたならば・・・・・
大阪は日本の都。
東京なんて言わせない。上京なんてとんでもない

東京に下る、つまり下京です(←文句あっか!!)
歌舞伎の義太夫のすべては、その恨み節なんです。

ラストは大阪らしい風景で締め く くりました。

 

  お疲れ様でした 

 

 

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東京スカイツリー見て来ました!!

2011-02-24 | おでかけ

                                                    




今、東京で最も注目の集まる建設中のランドマークと言えば、墨田区押上・業平地区の 「東京スカイツリー」でしょう。
行って来ました!!東京メトロ半蔵門線で、目指すは『押上』駅へ。
地上へ出ればすぐに建設中のタワーとご対面。
工事エリア周辺の路上は見学客で賑わっていました。
2011年12月に竣工予定だそうです。

東京スカイツリーは、デジタル放送の普及などのために建設された電波塔です。
ちなみに完成時の高さは 634メートルだそうです。
これは、武蔵の国を表わし、 ム(6)・サ(3)・シ(4)という語呂合わせで 634㍍に決まったようです。

開業当時は世界一の高さを誇った東京タワーでしたが、333メートルというその高さは、超高層ビルの建設が相次いだことで、電波障害などが発生することとなり、充分な高さではなくなってしまいました。

 



                      


さて「東京スカイTリー」は、足元は三角形。上へ行くにしたがって円形へとなって、白を基調としたタワーです。
「空に向かって伸びる大きな木」をイメージしたそうです。
全体的にシャープでスッキリしたデザイン。

完成時のライトアップはエコを意識して、照らしている部分と影になっている部分、両方を組み合わせて美しいタワーを演出するそうです。



                                       


あなたの携帯へ今すぐ「東京スカイツリー」の写メールっを送ります!!
さっそく見学者お目当ての新商売の登場です。
「今すぐ『写メール』を!!」が3枚組  1000円。 高すぎますよね。

(画像/左)は押上駅近くの「セブンイレブン」で買ったファイル。
「スカイツリーまんじゅう」、「スカイツリー羊羹」、「スカイツリー最中」など。
コンビニでもスカイタワーグッズの特設コーナーがあるんですよ。

(画像/右)のビアグラスのフォルム。すご~く見覚えがあるように思いませんか?
スカイツリーの現在の様子に似てませんか?
押上駅近くの昼間でもやってるBar[SORA TOKYO]のビアグラスです。
後で詳しく述べますが、偶然飛び込んだバーです。、


東京スカイツリーがバッチリ見えるスポット教えます!!

「押上」はあくまで工事エリアであり、周囲の路上からでは、タワー頂上まで見ることは出来ません。
そこで、スカイツリーのよく見えるホテルが名乗りをあげました。
浅草ビューホテルなどは、いち早く「東京スカイツリープラン」を設定。
なんでもこのプランだと双眼鏡がプレゼントされる特典付きとか。

私が「スカイツリー」がバッチリ見えるスポットを教えましょう!!
それは浅草の「吾妻橋(あずまばし)」です。
土・日曜になればアマのカメラマンで人盛りのようです。
向島へ行く途上に乗ったタクシーの運転手からきいたんですが、実際そこで一時停車してくれました。
それは絵葉書で見るような「東京スカイツリー」でしたよ。


 「東京スカイツリー」に最も近い本格派Bar 「Sora Tokyo」
本格派といっても私の好きなヱビスビールがなく、一番搾り(←誰かさんの好きな銘柄)でした。
テラス席(画像/右)に座れば、建設中のスカイツリーが目の前にそびえています。
店内にはホップな音楽が流れて、オープンカフェスタイル。

場末のバーなのに、ちょっぴり湘南スタイルで、このフンイキはワタクシ的には好みなんです。

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【2010夏 信州パステル紀行】 旅のはじめは松本の中華料理

2010-08-28 | おでかけ
 
    その日、松本に着いたのが昼
    どきだった。

    山登りの前に、まずは腹ごし
    らえ。
    山登りといっても、せいぜい標
    高2000㍍程の美ケ原高原。

    立ち寄ったのが松本にある中
    華料理店「驪山」


    「松本に行けば、かならず「驪
    山」の料理を口にしたい!!」
    かねてからそう思っていた。

                                 
                            
池波正太郎さんの著書『むかしの味』でこの店を知った。


”とても旨いから寄ってみなさい!!”


信州・松本で中華料理とは?
およそ不似合いだとおもえたが・・・

この店の料理の旨さにおどろいた。

「この店には、むかしから日本人の舌になじんできたものの旨さがある」

池波正太郎は『むかしの味』の中で、そう紹介しています。







もっとも、現代のチャイニーズ・レストラン「驪山(REIZAN)」でなく、当時は「竹乃家」という名前で親しまれていました。

大正年間に中国広東省から日本に帰化した現在のシェフの祖父が、この松本に移り住んで、「竹乃屋」という中華料理店を開いたのが、はじまりだそうです。

その祖父が残した貴重なレシピを持って、いまの夫婦が、この地でチャイニーズ・レストランを開いた・・・というのがお店の由来なんです。

松本に住み暮らす人びとはもとより、たとえ1年でも松本にいた人ならば、まず「竹乃屋」を知らないはずがない。

およそ中華料理店らしくないモダンな店構え。
カウンター10席と5席ほどしかないテーブル席は、いつも満席の盛況。


さて、お料理ですが、あらかじめコース料理を予約しておきました。

<冷菜盛り合わせ・特選料理5品・お食事・デザート>のコースです。



           ■ 冷菜盛り合わせ ■       






常時8種類以上のオートブルの盛り合わせ。
ヌーベル・キュイジーヌ・ソノワの盛り付けがすてきです。



ここでヱビスビールで乾杯

旅の無事を祈って・・・・。






なによりもうれしかったのは、食後のコーヒー
中華でさ、コーヒーを飲ませてくれるお店がほかにありますか?

あれは、東京・赤坂の有名な中華のお店でした。
コーヒーがなく、ホテルマン君とベランダに出て水道水でガマンしたことがあります。
苦い思い出になりました。








それにしても、このお店の落ち着きはどうでしょう。

人の心と生活が・・・
まだ充分に潤い、余裕をたたえていたころ
そんなフンイキがただよっていました。




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【2010夏 信州パステル紀行】  美ヶ原高原  -王ヶ頭ホテルー

2010-08-25 | おでかけ



牛伏山頂の美ケ原高原。標高2034メートル。

今宵の泊まりは、ここ「美ケ原・王ケ頭ホテル」







ここは、決して「襟裳岬」とか「恋人岬」のような類いではありません。

登山者が雷雨から身を護り、鐘を鳴らして近くの山小屋に助けを呼ぶための、謂わば避難所。







ここは天空に棲む牛たちの楽園。

厩舎などはなく、牛たちは自然のままに暮らしています。
雨が降れば熊笹の茂みに身を寄せ合っています。

かと言って、まったく放置されているという訳ではありません。
冬が近づくと、彼らはここから立ち去ります・・・・。







戯れている2頭の牛。

送迎バスの運転手さん(←観光ガイドも兼務)からの受け売りです。
モモコとハナコという名前の雌牛だそうです。






その翌日。

朝霧の中からモモコとハナコがやって来ました。






どこの世界にも縄張りがあるのでしょうか。
ここはお馬さんたちの楽園。

わたしに画才があれば、スケッチしてみたいベストショットなんですが。







高山植物が一斉に咲き乱れるのもこの夏の季節。

画像左がホタルブクロ
画像右がカンゾウ(山百合の一種)。






ホテルの南斜面にウメバチソウが咲いていました。






ノアザミにズームイン!!







傍らでハチが必至に蜜を求めて・・・。

ノアザミに豊富な蜜があるらしく、そこかしこでブンブンしてました。








クラシカルなリゾートホテルらしいラウンジ。

チェックインしてすぐに「笹茶」がふるまわれました。



                        

そして・・・夕方5時からは「シャンパンサービス」

アルコールの苦手なひとは山ぶどうジュース

「シャンパンください!!」

そしてまた・・・夜の9時から「お夜食サービス」
この日は「さつまいもの油揚げ」だったそうです。

                                 






山の上のホテルの夜は、下界より早く訪れます。

ラウンジでくつろぐのもよし、読書するのもよし、ギャラリーの「美ケ原の四季」の写真を鑑賞するのもよし。

「星空教室」の本日のイベントは天候不順のために中止!!
残念です







夜の楽しみはお食事。

地元、農家の野菜、摘んできた山草、美ケ原の自然水で育んだ自家鱒池の川魚。
信州牛のステーキ、女将の手作りの漬物など心のこもった夏の料理が供されました。


基本的に、わたしは画像に文字や数字を入れるのは好きではありません。
・・・・ので、画像をご自由にご覧になりましたら夕食メニューと照らし合わせてください。





食前酒: 山葡萄酒
前菜: 地野菜の生ハム巻き
山独活のきんぴら風
高原キャベツのゼリー寄せ
枝豆豆腐


吸い物: 舞茸・地鶏の吸い物
造り: 信州サーモンのSALAD風
焼物: 岩魚塩焼き
鍋物: 真鯛と夏野菜のオリーブ蒸し
枝豆のビシソワーズ



洋皿: 信州牛のステーキ(西京焼き風)
お食事: 新生姜の炊き込み御飯
季節の香物
デザート: 初夏のデザート
抹茶のアイス,フルーツのワインソース




                   こんな写真も撮りました







王ケ頭ホテルの朝食

和食と洋食のコラボ!!
ハイ。 どちらもいただきました。



ホテルは年中無休。

夏季には「朝露自然教室」、冬季には「雪上車クルージング」のイベントも。

客の大半がリピーターだという。
高原のリゾートには恰好のホテルだ!!
と云えば、言い過ぎだろうか・・・。



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