新緑に誘われて、須磨寺に行ってきました。
朱色の龍華橋を渡れば仁王門。
ここ須磨の台地は古くから須磨の上野と呼ばれてました。
山号はこれにちなんで上野山。
地元の人は参詣のことを「お山に登ってきはりましたか」という。
この季節青葉若葉に包まれて、宝物館が少しだけ顔を見せています。
宝物館には源平ゆかりのお宝がいっぱい。
注目したいのが、平敦盛の青葉の笛。
源平合戦にまつわる資料なども。
本堂 本尊は聖観音。886年に光孝天皇の勅願寺として間鏡上人が創建したとか。
無病息災を祈願する香炉場です。
線香の煙が目にしみます。
ふと東京・巣鴨のとげぬき地蔵のことを思い出しました。
手水処(手や口の清める場所)。
弘法大師御陵に祈ると、清浄で豊富な水が湧出たとか。
その水を大師様にちなんで「五鈷水」と名付けたそうです。
阿しゅく如来(あしゅくにょらい)
阿しゅく如来の造像は五仏(五智如来)の一つとして造像されたとか。
阿しゅく如来単独の造像や信仰はあり得ません。
右手の手の甲を外側に向けて下げ、指先で地に触れる。
煩脳に屈しない堅固な決意を示すポーズだそうです。
換えて後より。 熊谷直実。 遁さじと。 追っ駆けたり敦盛も。 馬引き・・・・
ご存知の謡曲『敦盛』の有名な一節です。
境内には源平の庭が作られ、平敦盛と熊谷直実の一騎打ちのモニュメントも。
平敦盛は時に16歳の若武者。
無冠の太夫とよばれ、笛の名手でもあった。
(画像/左 平敦盛 画像/右 熊谷直実)
須磨寺は、別名「おもろい寺」ともよばれています。
五猿(見ザル、言わザル、聞かザル、怒らザル、見てごザル)とか。
借金で困っている人がカエルの首を回すと、悩みが解消するという「いじかえる」がある。
画像の彫像もその一つ。
無残にもところどころ破損しており、これとて阪神淡路大震災の爪痕なんです。
ちょっと休みませんか。
毎月20、21の両日は「お大師さん」の縁日です。
この日は須磨寺商店街もたいへんな賑わいです。おばあちゃんの「原宿」といわれる東京・巣鴨の地蔵通り商店街ほどではありませんが(笑)。
須磨寺にやってきたからは、ぜひ食べてもらいたい旨いお店を紹介しますね。
さてさて「食べログ」のはじまりはじまり・・・・・・
о喫茶「わわ」(←画像/上)・・・・ママさん一人でやっている小じんまりした喫茶店。
客の目前で豆から挽いたコーヒーをわかしてくれます。
それにBモーニング(ハムサラダ、ゆで卵、トースト)がおススメ。
小さなお店ですが、ママさんの人柄というか、温かいフンイキが気に入ってます。
о志らはま寿司(←画像/中)・・・・・毎月20,21日はテイクアウトのみ。予約をされることをおススメします。
以前このブログ(詳しくはコチラ)で紹介しましたが、この店のあなご寿しは絶品です。
志らはま巻、あなご寿司のセット”須磨の関守”がいちばんの人気商品。
о加島の玉子焼(←画像/下)・・・・・・この店の玉子焼は土産物に最適です。
300円、500円、1000円、2000円の袋で売ってます。
素朴なお菓子ですが、これぞ昭和の味・・てな感じ。とにかく食べだすと止まりません。
売れ筋No1は500円袋だそうです。