牛伏山頂の美ケ原高原。標高2034メートル。
今宵の泊まりは、ここ「美ケ原・王ケ頭ホテル」。
ここは、決して「襟裳岬」とか「恋人岬」のような類いではありません。
登山者が雷雨から身を護り、鐘を鳴らして近くの山小屋に助けを呼ぶための、謂わば避難所。
ここは天空に棲む牛たちの楽園。
厩舎などはなく、牛たちは自然のままに暮らしています。
雨が降れば熊笹の茂みに身を寄せ合っています。
かと言って、まったく放置されているという訳ではありません。
冬が近づくと、彼らはここから立ち去ります・・・・。
戯れている2頭の牛。
送迎バスの運転手さん(←観光ガイドも兼務)からの受け売りです。
モモコとハナコという名前の雌牛だそうです。
その翌日。
朝霧の中からモモコとハナコがやって来ました。
どこの世界にも縄張りがあるのでしょうか。
ここはお馬さんたちの楽園。
わたしに画才があれば、スケッチしてみたいベストショットなんですが。
高山植物が一斉に咲き乱れるのもこの夏の季節。
画像左がホタルブクロ。
画像右がカンゾウ(山百合の一種)。
ホテルの南斜面にウメバチソウが咲いていました。
ノアザミにズームイン!!
傍らでハチが必至に蜜を求めて・・・。
ノアザミに豊富な蜜があるらしく、そこかしこでブンブンしてました。
クラシカルなリゾートホテルらしいラウンジ。
チェックインしてすぐに「笹茶」がふるまわれました。
そして・・・夕方5時からは「シャンパンサービス」。
アルコールの苦手なひとは山ぶどうジュース
「シャンパンください!!」
そしてまた・・・夜の9時から「お夜食サービス」。
この日は「さつまいもの油揚げ」だったそうです。
山の上のホテルの夜は、下界より早く訪れます。
ラウンジでくつろぐのもよし、読書するのもよし、ギャラリーの「美ケ原の四季」の写真を鑑賞するのもよし。
「星空教室」の本日のイベントは天候不順のために中止!!
残念です
夜の楽しみはお食事。
地元、農家の野菜、摘んできた山草、美ケ原の自然水で育んだ自家鱒池の川魚。
信州牛のステーキ、女将の手作りの漬物など心のこもった夏の料理が供されました。
基本的に、わたしは画像に文字や数字を入れるのは好きではありません。
・・・・ので、画像をご自由にご覧になりましたら夕食メニューと照らし合わせてください。
食前酒: 山葡萄酒
前菜: 地野菜の生ハム巻き
山独活のきんぴら風
高原キャベツのゼリー寄せ
枝豆豆腐
吸い物: 舞茸・地鶏の吸い物
造り: 信州サーモンのSALAD風
焼物: 岩魚塩焼き
鍋物: 真鯛と夏野菜のオリーブ蒸し
枝豆のビシソワーズ
洋皿: 信州牛のステーキ(西京焼き風)
お食事: 新生姜の炊き込み御飯
季節の香物
デザート: 初夏のデザート
抹茶のアイス,フルーツのワインソース
こんな写真も撮りました
王ケ頭ホテルの朝食
和食と洋食のコラボ!!
ハイ。 どちらもいただきました。
ホテルは年中無休。
夏季には「朝露自然教室」、冬季には「雪上車クルージング」のイベントも。
客の大半がリピーターだという。
高原のリゾートには恰好のホテルだ!!
と云えば、言い過ぎだろうか・・・。