細い路地に、豆腐の「近喜」や洋食の「コロナ」などと軒を接して
釜めしの「月村」はあった。
げげっ!! すごい行列!!
すごいと言っても店の前の路地に6人~8人。
これでは相当の待ち時間を覚悟しなければならない。
いつの頃からか、京都人ご用達の店から、観光客の押しかける
メジャー店になってしまったらしい。
やっと3席しかないカウンター席に案内された。
メニューは、鶏、海老、鯛、旬のものではカキ、筍の釜めし。
その他に、聖護院大根の煮物、赤貝のヌタ、ぐじ、穴子の天ぷら、しめさばなど
10種類以上の一品料理が充実しています。
注文したのは鯛釜めし(←画像)。
待った甲斐があって、とても美味しかったです。
普通の釜めしとどこが違うか?
ご飯が違う!!
(もちろん鯛にしろ、海老、鶏<兵庫県・丹波の地鶏>も上物が使われているのですが)
すこぶるジューシーで柔らかい。
しかもベタベタしないご飯が、釜めしの地平線をおおらかに広がっている。
その柔らかいご飯の下から最後に顔を出すのがおこげの香りよさ。
ところで、「月村」の釜は、よくある金属製でなく、やきもの。
きいてみると、もともと地元の清水焼の窒元に注文していたが、その人が引退してしまった。
窒が変ると味も変る。
いまなお、使いこなれた釜で、あのほっこりと香りよい味。
「月村」には生き続けている!!
奥さんは典型的な京美人。
ご主人は、維新後そのまゝ京都に住みついて4代目とか。
ご夫婦の立ち振る舞いは・・・
たしかに京都らしい風情であった。
ところで皆さんは、もう今年の桜を満喫されましたか?
高瀬川沿いの桜もライトアップ。
5分咲きでしたよ
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