Dream Gate ( 中野 浚次のブログ )   

本日はようこそ開いてくださいました!お芝居のことグルメを語ります!


          

チェット・ベイカ一のアルバム

2008-06-10 | ジャズ
最近購ったCDのなかで「チェット・ベイカ一・シングス」が格別でした。

ご存知の方も多いと思うが、50年初頭、一躍西海岸の人気者トランペッターとな

ったチェット・ベイカ一は70年代に入るとヨーロッパのさまざまなレ一ベルへ数

多くのアルバムを吹き込むなど、ミュ一ジシャンとして名声を上げたのですが、

麻薬との縁が切れずオランダで悲劇的な最期を遂げています。


ジャケットの写真を見ると、往年のジェ一ムズ・ディーンを思わせる、デリケ一トで

イケメンだが、どこか翳りをもつ容姿。男性でも女性でもない、あの中性的な声質

で、語りかけるような囁き声に、なんともいえない哀愁の響きがあります。

これがパラ一ドになると彼の真価を見せてくれます。

そういう意味で、アルバム13曲目の「アイ・フォール・イン・ラヴ─」は極め

付けといえるでしょう。


みなさんも深夜、ワインでも飲みながら聴いてみてください。

心地よい陶酔のひとときに浸れること請け合いです。



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二十両を返すまで、この川は渡れないー    『大川わたり』

2008-06-10 | 演劇



だいぶ前に、ル・テアトル銀座で『大川わたり』を観た。そのときは主人公の銀

次が橋之助だった。

賭場の借金を返すまで、なにがあろうと大川を越えて深川に足を踏み入れられな

い若い大工を描いた、直木賞作家山本一力の代表作。こんどは今年9月の明治座で

お目見得である。水谷龍二の脚本、江守徹の演出。主人公銀次に筒井道隆。原作で

はよく書けている新三郎には松村雄基。前回は大浦龍宇一が好演した。まさに、こ

の役のニンにぴったりだった。

千穐楽に観に行くつもり。帰りに安産の神様である水天宮にお参りしようか!(べ

つに妊娠はしていませんが)。歌舞伎の東蔵(加賀屋)さんご推薦の”ハマヤ”で富

貴豆を土産に買って帰ろうか!


いずれにせよ9月の明治座公演が楽しみです。

9月は、このほか初旬に県芸術文化センターで『宝塚ボーイズ』、京都・南座で新

派公演、中旬は姫路キャスパホールで鄭義信さんの新作『映像都市2008』と。

体力続くのかしら(笑)。



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