とうとう福島第一原発の放射能汚染水の処理水を海へ放出した。
IAEAは日本政府と東電の対応に懸念はないと科学的にはお墨付きを与えた。
計測の結果も基準をはるかに下回る数値だと報道されている。
そうした安全と「安心」は別だということは以前に書いた。
新聞報道をみると、アメリカやヨーロッパ諸国は中国のような反発はない。
中国の感情的な反発や反応、全く筋違いとしか言いようのな中国からの嫌がらせ電話など風評被害以上のものがある。
科学的なことは分からんが、海水で薄めたとしても放出されるトリチウムの量が減るわけではないくらいは分かる。
今後、放出し続けるということは自然界に自然に存在しているというトリチウムの量に対して、
原発事故で人工的に生成されたトリチウムを自然界にある量に上乗せして総量を増やすことになるということだけど、
これが「安全」といえるのかどうか。
そして、最大の問題と思うのは、政府と東電は2015年8月に、福島県漁業協同組合連合会に
「関係者の理解なしにはいかなる処分もしない」と約束したことを反故にしたということだ。
岸田首相は「漁業関係者の理解も進みつつある」と詭弁を弄しているが、漁協は「反対に変わりはない」と述べている。
そして岸田は「処分が完了するまで政府が全責任を持つ」などと言うたが、それは放出を決める前に言うことじゃろ。
岸田にしてみりゃ、処理水の海洋放出は菅さんが決めたことでワシが決めたことじゃないし、
福島県漁協連合会との約束は、安部さんがしたことだし・・・・・・・・・、という想いかもしれん。
でもね、訳の分からんことをグダグダ言うとらずに「約束破って、本当にごめんなさい」と言って頭下げなさい。
そこからがスタートなんじゃないかの。
約束は守る、守れんかったら謝る、それをしないことがこの問題の最大の問題だと僕は思います。
我が家の「東屋プロジェクト」の最終段階、BBQコンロに取り掛かる。
耐火煉瓦をどう並べるかを思考錯誤・・・
はてさて、完成はいつになるのやら。
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